概要
表題のプログラミング言語でAtCoder Beginners Selectionを実施記録した際の記録です
基本文法の学習が目的です
https://atcoder.jp/contests/abs
AtCoder Beginners Selectionとは?
このコンテストは、「AtCoderに登録したけど何をしていいか分からない・・・!」という人に向けて作られた、初心者向け問題集です。
問題は、dr.kenさんの、「AtCoder に登録したら次にやること ~ これだけ解けば十分闘える!過去問精選 10 問 ~」から選出しています。
基本的には以下ができれば大体の問題を解けるようになっている。
- 標準入力
- 標準出力
- 四則演算
- 条件分岐
- 文字列操作
- ループ
- 配列の操作
- 全通りの探索
- 組み込み関数等の利用
- ソート
- 集合
- 二次元配列の操作
PracticeA - Welcome to AtCoder
PracticeA - Welcome to AtCoder
問題文
高橋君はデータの加工が行いたいです。
整数 a,b,cと、文字列 s が与えられます。 a+b+c の計算結果と、文字列 s を並べて表示しなさい。制約
1≤a,b,c≤1,000
1≤∣s∣≤100入力
入力は以下の形式で与えられる。
a
b c
s出力
a+b+c と s を空白区切りで 1 行に出力せよ。
基本的な標準入力、標準出力、四則演算ができればOK
package main
import "fmt"
func main() {
// a, b, c の入力
var a, b, c int
fmt.Scan(&a, &b, &c)
// s の入力
var s string
fmt.Scan(&s)
// a+b+c の計算結果と s の表示
fmt.Println(a+b+c, s)
}
ABC086A - Product
問題文
シカのAtCoDeerくんは二つの正整数 a,b を見つけました。 a と b の積が偶数か奇数か判定してください。制約
1 ≤ a,b ≤ 10000
a,b は整数入力
入力は以下の形式で標準入力から与えられる。
a b出力
積が奇数なら Odd と、 偶数なら Even と出力せよ。
基本的な標準入力、標準出力、四則演算、条件分岐ができればOK
package main
import "fmt"
func main() {
var a, b int
fmt.Scan(&a, &b)
if (a * b) % 2 == 0 {
fmt.Println("Even")
} else {
fmt.Println("Odd")
}
}
ABC081A - Placing Marbles
問題文
すぬけ君は 1,2,3 の番号がついた 3 つのマスからなるマス目を持っています。各マスには 0 か 1 が書かれており、マス i には si が書かれています。
すぬけ君は 1 が書かれたマスにビー玉を置きます。 ビー玉が置かれるマスがいくつあるか求めてください。制約
s1 ,s2 ,s3 は 1 あるいは 0入力
入力は以下の形式で標準入力から与えられる。
s1s2s3出力
答えを出力せよ。入力例 1
101出力例 1
2
基本的な標準入力、標準出力、文字列操作ができればOK
package main
import (
"fmt"
"strconv"
)
func main() {
var s string
fmt.Scan(&s)
var count int
for _, c := range s {
n, _ := strconv.Atoi(string(c))
if n == 1 {
count++
}
}
fmt.Println(count)
}
ABC081B - Shift only
問題文
黒板に N 個の正の整数 A1,...,AN が書かれています.
すぬけ君は,黒板に書かれている整数がすべて偶数であるとき,次の操作を行うことができます.
黒板に書かれている整数すべてを,2 で割ったものに置き換える.
すぬけ君は最大で何回操作を行うことができるかを求めてください.制約
1≤N≤200
1≤Ai≤10^9入力
入力は以下の形式で標準入力から与えられる。
N
A1 A2 ... AN出力
すぬけ君は最大で何回操作を行うことができるかを出力せよ.入力例 1
3
8 12 40出力例 1
2
基本的な標準入力、標準出力、四則演算、ループ、条件分岐、配列の操作ができればOK
package main
import (
"fmt"
)
func main() {
// N を読み込む
var N int
fmt.Scan(&N)
// A の配列を読み込む
A := make([]int, N)
for i := 0; i < N; i++ {
fmt.Scan(&A[i])
}
// 操作回数をカウントする変数を宣言する
count := 0
// 全ての数が偶数である間繰り返す
for {
// 偶数であるかどうかを判定するフラグ
isEven := true
// A の配列の全ての数が偶数であるかどうかを判定する
for i := 0; i < N; i++ {
if A[i]%2 == 1 {
isEven = false
break
}
}
// 全ての数が偶数である場合
if isEven {
// 全ての数を 2 で割る
for i := 0; i < N; i++ {
A[i] /= 2
}
// 操作回数をインクリメントする
count++
} else {
// 全ての数が偶数ではない場合は繰り返しを終了する
break
}
}
// 結果を出力する
fmt.Println(count)
}
ABC087B - Coins
問題文
あなたは、500 円玉を A 枚、100 円玉を B 枚、50 円玉を C 枚持っています。 これらの硬貨の中から何枚かを選び、合計金額をちょうど X 円にする方法は何通りありますか。
同じ種類の硬貨どうしは区別できません。2 通りの硬貨の選び方は、ある種類の硬貨についてその硬貨を選ぶ枚数が異なるとき区別されます。制約
0≤A,B,C≤50
A+B+C≥1
50≤X≤20,000
A,B,C は整数である
X は 50 の倍数である入力
入力は以下の形式で標準入力から与えられる。
A
B
C
X出力
硬貨を選ぶ方法の個数を出力せよ。
基本的な標準入力、標準出力、四則演算、ループ、条件分岐、配列の操作、全通りの探索ができればOK
package main
import "fmt"
func main() {
// 入力を読み込む
var a, b, c, x int
fmt.Scan(&a, &b, &c, &x)
// 組み合わせの数をカウントする変数
count := 0
// 全ての組み合わせを試す
for i := 0; i <= a; i++ {
for j := 0; j <= b; j++ {
for k := 0; k <= c; k++ {
// 500円玉i枚、100円玉j枚、50円玉k枚で合計金額がX円になるか調べる
if 500*i+100*j+50*k == x {
count++
}
}
}
}
// 結果を出力
fmt.Println(count)
}
ABC083B - Some Sums
問題文
1 以上 N 以下の整数のうち、10 進法での各桁の和が A 以上 B 以下であるものの総和を求めてください。制約
1≤N≤10^4
1≤A≤B≤36
入力はすべて整数である入力
入力は以下の形式で標準入力から与えられる。
N A B出力
1 以上 N 以下の整数のうち、10 進法での各桁の和が A 以上 B 以下であるものの総和を出力せよ。
基本的な標準入力、標準出力、四則演算、ループ、条件分岐、配列の操作、組み込み関数の利用、ができればOK
package main
import "fmt"
func main() {
var n, a, b int
fmt.Scan(&n, &a, &b)
// 総和を計算するための変数
var sum int
// 1 以上 N 以下の整数を順に処理
for i := 1; i <= n; i++ {
// 各桁の和を計算
var digitSum int
for j := i; j > 0; j /= 10 {
digitSum += j % 10
}
// 各桁の和が A 以上 B 以下であれば、総和に加算
if a <= digitSum && digitSum <= b {
sum += i
}
}
// 総和を出力
fmt.Println(sum)
}
ABC088B - Card Game for Two
問題文
N 枚のカードがあります. i 枚目のカードには, ai という数が書かれています.
Alice と Bob は, これらのカードを使ってゲームを行います. ゲームでは, Alice と Bob が交互に 1 枚ずつカードを取っていきます. Alice が先にカードを取ります.
2 人がすべてのカードを取ったときゲームは終了し, 取ったカードの数の合計がその人の得点になります. 2 人とも自分の得点を最大化するように最適な戦略を取った時, Alice は Bob より何点多く取るか求めてください.制約
N は 1 以上 100 以下の整数
ai(1≤i≤N) は 1 以上 100 以下の整数入力
入力は以下の形式で標準入力から与えられる.
N
a1 a2 a3 ... aN出力
両者が最適な戦略を取った時, Alice は Bob より何点多く取るかを出力してください.
基本的な標準入力、標準出力、四則演算、条件分岐、配列の操作、ループ、ソート、ができればOK
package main
import (
"fmt"
"sort"
)
func main() {
// N 枚のカードがある
var N int
fmt.Scan(&N)
// i 枚目のカードには ai という数が書かれている
cards := make([]int, N)
for i := 0; i < N; i++ {
fmt.Scan(&cards[i])
}
// カードを降順にソートする
sort.Sort(sort.Reverse(sort.IntSlice(cards)))
// Alice と Bob の得点を計算する
var Alice, Bob int
for i, card := range cards {
if i%2 == 0 {
// Alice の場合
Alice += card
} else {
// Bob の場合
Bob += card
}
}
// Alice は Bob より何点多く取るかを出力する
fmt.Println(Alice - Bob)
}
ABC085B - Kagami Mochi
問題文
X 段重ねの鏡餅 (X≥1) とは、X 枚の円形の餅を縦に積み重ねたものであって、どの餅もその真下の餅より直径が小さい(一番下の餅を除く)もののことです。例えば、直径 10、8、6 センチメートルの餅をこの順に下から積み重ねると 3 段重ねの鏡餅になり、餅を一枚だけ置くと 1 段重ねの鏡餅になります。
ダックスフンドのルンルンは N 枚の円形の餅を持っていて、そのうち i 枚目の餅の直径は diセンチメートルです。これらの餅のうち一部または全部を使って鏡餅を作るとき、最大で何段重ねの鏡餅を作ることができるでしょうか。制約
1≤N≤100
1≤di≤100
入力値はすべて整数である。入力
入力は以下の形式で標準入力から与えられる。
N
d1
:
dN出力
作ることのできる鏡餅の最大の段数を出力せよ。入力例 1
4
10
8
8
6出力例 1
3
基本的な標準入力、標準出力、四則演算、ループ、配列、集合、ができればOK
package main
import (
"bufio"
"fmt"
"os"
"sort"
"strconv"
)
func main() {
// N 枚の餅の直径を読み込む
scanner := bufio.NewScanner(os.Stdin)
scanner.Scan()
n, _ := strconv.Atoi(scanner.Text())
diameters := make([]int, n)
for i := 0; i < n; i++ {
scanner.Scan()
diameters[i], _ = strconv.Atoi(scanner.Text())
}
// 餅を直径で昇順にソートする
sort.Ints(diameters)
// 最大の段数を計算する
maxStack := 0
maxd := 0
for i := 0; i < n; i++ {
if diameters[i] > maxd {
maxStack++
maxd = diameters[i]
}
}
fmt.Println(maxStack)
}
ABC085C - Otoshidama
問題文
日本でよく使われる紙幣は、10000 円札、5000 円札、1000 円札です。以下、「お札」とはこれらのみを指します。
青橋くんが言うには、彼が祖父から受け取ったお年玉袋にはお札が N 枚入っていて、合計で Y 円だったそうですが、嘘かもしれません。このような状況がありうるか判定し、ありうる場合はお年玉袋の中身の候補を一つ見つけてください。なお、彼の祖父は十分裕福であり、お年玉袋は十分大きかったものとします。制約
1≤N≤2000
1000≤Y≤2×10^7
N は整数である。
Y は 1000 の倍数である。入力
入力は以下の形式で標準入力から与えられる。
N Y出力
N 枚のお札の合計金額が Y 円となることがありえない場合は、-1 -1 -1 と出力せよ。
N 枚のお札の合計金額が Y 円となることがありうる場合は、そのような N 枚のお札の組み合わせの一例を「10000 円札 x 枚、5000 円札 y 枚、1000 円札 z 枚」として、x、y、z を空白で区切って出力せよ。複数の可能性が考えられるときは、そのうちどれを出力してもよい。入力例 1
9 45000出力例 1
4 0 5
基本的な標準入力、標準出力、四則演算、ループができればOK
package main
import (
"fmt"
)
func main() {
var n, y int
fmt.Scan(&n, &y)
for i := 0; i <= n; i++ {
for j := 0; j <= n-i; j++ {
k := n - i - j
if 10000*i+5000*j+1000*k == y {
fmt.Printf("%d %d %d\n", i, j, k)
return
}
}
}
fmt.Println(-1, -1, -1)
}
ABC049C - 白昼夢
問題文
英小文字からなる文字列 S が与えられます。 Tが空文字列である状態から始め、以下の操作を好きな回数繰り返すことで S=T とすることができるか判定してください。制約
1≦∣S∣≦10^5
S は英小文字からなる。入力
入力は以下の形式で標準入力から与えられる。
S出力
S=T とすることができる場合 YES を、そうでない場合 NO を出力せよ。入力例 1
erasedream出力例 1
YES
基本的な標準入力、標準出力、文字列操作ができればOK
package main
import "fmt"
func main() {
var s string
fmt.Scan(&s)
for len(s) > 0 {
if len(s) >= 7 && s[len(s)-7:] == "dreamer" {
// "dreamer" を削除
s = s[:len(s)-7]
} else if len(s) >= 6 && s[len(s)-6:] == "eraser" {
// "eraser" を削除
s = s[:len(s)-6]
} else if len(s) >= 5 && s[len(s)-5:] == "dream" {
// "dream" を削除
s = s[:len(s)-5]
} else if len(s) >= 5 && s[len(s)-5:] == "erase" {
// "erase" を削除
s = s[:len(s)-5]
} else {
// 上記以外の場合は S=T にすることができない
fmt.Println("NO")
return
}
}
// S=T にすることができた
fmt.Println("YES")
}
ABC086C - Traveling
問題文
シカのAtCoDeerくんは二次元平面上で旅行をしようとしています。 AtCoDeerくんの旅行プランでは、時刻 0 に 点 (0,0) を出発し、 1 以上 N 以下の各 i に対し、時刻tiに 点 (xi,yi) を訪れる予定です。
AtCoDeerくんが時刻 t に 点 (x,y) にいる時、 時刻 t+1 には 点 (x+1,y), (x−1,y), (x,y+1), (x,y−1) のうちいずれかに存在することができます。 その場にとどまることは出来ないことに注意してください。 AtCoDeerくんの旅行プランが実行可能かどうか判定してください。制約
1 ≤ N ≤ 10^5
0 ≤ xi ≤ 10^5
0 ≤ yi ≤ 10^5
1 ≤ ti ≤ 10^5
ti < ti+1 (1 ≤ i ≤ N−1)
入力は全て整数入力
入力は以下の形式で標準入力から与えられる。
N
t1 x1 y1
t2 x2 y2
:
tN xN yN出力
旅行プランが実行可能ならYesを、不可能ならNoを出力してください。入力例 1
2
3 1 2
6 1 1出力例 1
Yes入力例 2
1
2 100 100出力例 2
No
(0,0) にいる状態から 2 秒後に (100,100) にいるのは不可能です。入力例 3
2
5 1 1
100 1 1出力例 3
No
基本的な標準入力、標準出力、四則演算、ループ、二次元配列の操作、ができればOK
package main
import (
"bufio"
"fmt"
"os"
"strconv"
"strings"
)
type point struct {
t int
x int
y int
}
func main() {
scanner := bufio.NewScanner(os.Stdin)
scanner.Scan()
n, err := strconv.Atoi(scanner.Text())
if err != nil {
fmt.Fprintln(os.Stderr, err)
os.Exit(1)
}
points := make([]point, n)
for i := 0; i < n; i++ {
scanner.Scan()
line := strings.Split(scanner.Text(), " ")
t, err := strconv.Atoi(line[0])
if err != nil {
fmt.Fprintln(os.Stderr, err)
os.Exit(1)
}
x, err := strconv.Atoi(line[1])
if err != nil {
fmt.Fprintln(os.Stderr, err)
os.Exit(1)
}
y, err := strconv.Atoi(line[2])
if err != nil {
fmt.Fprintln(os.Stderr, err)
os.Exit(1)
}
points[i] = point{t, x, y}
}
p := point{0, 0, 0}
for _, q := range points {
dist := abs(q.x-p.x)+abs(q.y-p.y)
time_diff := abs(q.t-p.t)
if time_diff < dist || (time_diff - dist)%2 != 0 {
fmt.Println("No")
return
}
p = q
}
fmt.Println("Yes")
}
func abs(n int) int {
if n < 0 {
return -n
}
return n
}
参考