TiltBrush で作成した作品は STYLY へ公開できます!
具体的な手順は STYLY のサイトに記載がありますのでご覧ください!
しかし、こちらの方法だと、容量が 100MB を超えるファイルはアップロードできません。
そこでちょっとハック気味ですが、100MB を超えるファイルを STYLY へアップロードする手順をご紹介します!
STYLY や TiltBrush の仕様が変わったら、本記事の方法は使用できなくなる可能性がありますので、なにとぞご了承ください。
本記事の内容はあくまで技術者向けです。実践は自己責任でお願いします。
Unity プロジェクトを作成する
まず、Unity プロジェクトを新規作成してください!
(2022/06/12 現在だと Unity 2019.4.29f1 で作成するのが安全です。)
STYLY Plugin をインポートする
以下から最新版を入手して、Unity プロジェクトにインポートします。
tilt-brush-toolkit をインポートする
にある tilt-brush-toolkit-UnitySDK-v23.0.1.unitypackage
をダウンロードして、Unity プロジェクトにインポートします。
tilt-brush-toolkit のコードを一部削除する
Assets/TiltBrush/Scripts/Gltf/GlbParser.cs
をテキストエディターで開き、126 行目にある以下の行を削除してください。
if ((binLength % 4) != 0) { Err("bin length%4"); }
tilt-brush-toolkit のファイルを一部削除する
以下の 2 つのファイルを削除します。
Assets/ThirdParty/Reaktion/Editor/Utility/GenericAudioInputEditor.cs
Assets/ThirdParty/Reaktion/Utility/GenericAudioInput.cs
JSON .NET For Unity を更新する
まず、以下のフォルダーを削除します。
Assets/ThirdParty/Json-NET-for-Unity
次に、以下のサイトから最新版の JSON .NET For Unity を入手して、Unity プロジェクトにインポートします。
以上で環境構築は完了です!
TiltBrush 製 glb ファイルをインポートする
TiltBrush から出力した glb ファイルをご用意ください。
Assets/Scenes
フォルダーにその glb ファイルをドラッグ&ドロップします。
GlbError が出る場合
もし、以下のようなエラーが出た場合、 tilt-brush-toolkit のコードを一部削除する
の対応をしていない可能性があります。手順をご確認ください。
シーン内に GameObject を作成する
Assets/Scenes/SampleScene
ファイルを開き、空の GameObject AssetTiltBrushGlb
を作成してください。
そしてその直下に、さきほどの glb ファイルをドラッグ&ドロップで配置してください。
Prefab ファイルを作成する
GameObject AssetTiltBrushGlb
を Assets/Scenes
フォルダーにドラッグ&ドロップして Prefab 化してください。
Prefab ファイルを STYLY へアップロードする
Prefab ファイルを右クリックし、 STYLY > Upload prefab or scene to STYLY
を選択してください。
ビルドが開始され、数分間 Unity が操作できなくなります。
(ファイル容量や PC 性能によっては 30 分近くかかることもあります。)
ビルドが終了すると、STYLY サーバーへアップロードされます。
以上で、アップロード完了です!おつかれさまでした!
CS0103 のエラーが出る場合
もし、以下のようなエラーが出た場合、 tilt-brush-toolkit のファイルを一部削除する
の対応が漏れている可能性があります。改めて手順をご確認ください。
CS0246 のエラーが出る場合
もし、以下のようなエラーが出た場合、 JSON .NET For Unity を更新する
の対応ができていない可能性があります。改めて手順をご確認ください。
さいごに
本記事作成にあたり以下を参考にさせていただきました。ありがとうございました!
- https://styly.cc/ja/tips/tiltbrush-3d-upload/
- https://github.com/googlevr/tilt-brush-toolkit/releases/tag/v23.0.1
また、エラー対策に関して @afjk さんにノウハウを教えていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました!