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Kria KV260 スタータキットを動かしてみた

Last updated at Posted at 2021-10-13

はじめに

Kriaが手元に届いたので動作させてみました

環境

手順

1 Kriaのブートイメージを準備

  1. Kria KV260 ビジョン AI スターター キット イメージをダウンロードして、コンピューターに保存
  2. Balena Etcher をダウンロード
  3. ツールの指示に従って、ダウンロードしたイメージを選択し、microSD カードに書き込み

2 ブート

  1. microSD カード スロットに挿入
  2. データ転送用に USBケーブルを準備し、USBA端子をPCにMicroB端子を接続
  3. IAS カメラ モジュールを接続
  4. DisplayPort/HDMI ケーブルを使用してモニター/ディスプレイに接続
  5. LANケーブルを接続
  6. 電源をDCジャックに接続

3 SSH接続

  1. sshで接続する(事前にip -aで[ipaddress]を確認:dhcp前提)
ssh petalinux@[ipadress]

 なお、xilinxの正式マニュアルにあるシリアルポートで接続して、コマンドプロンプト上にscreenする方法では、シリアルポート設定やscreen設定等を見直す必要があるため、おすすめできない。さらに、gtkterm的なツールを利用することも可能だが、特別な事情がなければsshで遠隔操作した方が良い。

4 FPGAイメージ(アプリケーションファームウェア)のロード

1. 利用できるパッケージを表示する

sudo xmutil getpkgs

2. 正式マニュアルにもある代表的なパッケージをKiraへインストールする

sudo dnf install packagegroup-kv260-smartcam.noarch

 この際、Ethernet経由で最新版を取得するような動きになっているため、基本的にはEthernet接続をお勧めする。

3. アプリケーションファームウェアの一覧を表示する

sudo xmutil listapps

4. 現在ロードされているデフォルトのアプリケーションファームウェアを破棄する

sudo xmutil unloadapp

5. スマート カメラ アクセラレーション アプリケーションのファームウェアを読み込む

sudo xmutil loadapp kv260-smartcam

起動

1. スマート カメラ アクセラレーション アプリケーションを起動

sudo smartcam --mipi -W 1920 -H 1080 -r 30 --target dp

結果

secret.jpeg
image2.jpeg

このアプリケーションについては、特に驚きはありませんでした。認識精度もスピード感もソフトウェア制御と変わらない感覚です。ただ、マニュアルにあるようにソフトとハードの境界線を簡単に調整できるのであれば、かなり有用だと思うため、引き続き調査します。

参考

Kria KV260 ビジョン AI スターター キット使用:xilinx正式ページ
設計開始 Kria KV260 ビジョン AI スターター キット使用”をやってみる3:marseeさんのページ

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