🔑 第12章:パスワードクラッキングの基礎
こんにちは、守山しずくです🌸
今回は、セキュリティの超重要テーマ「パスワードクラッキング」についてやさしく解説します!
🧠 なぜパスワードが狙われるの?
どんなに最新の技術を使っていても、「パスワードが弱い」だけでセキュリティは崩壊します。
攻撃者はこんな場面でパスワードを狙います。
- ログイン画面から総当たりで突破
- 漏洩したパスワードハッシュを解析
- 再利用されているパスワードを他サービスで使い回し
🧨 パスワードクラッキングの主な方法
1. 総当たり攻撃(Brute Force)
考えられるすべての文字の組み合わせを試す方法。
例:aaaa
, aaab
, aaac
... というように、文字列を1つずつ順番に変えて試す。
- 時間はかかるが確実性が高い
- 短いパスワードはすぐ突破される
2. 辞書攻撃(Dictionary Attack)
よく使われるパスワードを集めたリスト(辞書)を使って試す方法。
例:
- 123456
- password
- qwerty
- letmein
- abc123
多くの人が使いがちなパスワードを片っ端から試す、実用的な手法です。
3. レインボーテーブル攻撃
ハッシュ値(暗号化済みのパスワード)を、あらかじめ用意した巨大な照合リストと照らし合わせて解析する方法。
- ハッシュ化されていても、元の文字列を推測可能
- 対策として「ソルト(Salt)」を加えることが重要!
🛠️ よく使われるツール
-
** John the Ripper **
パスワード解析の定番CLIツール。高速で多機能。 -
** Hashcat **
GPUを使って爆速でハッシュを解析可能。 -
** Hydra **
SSHやFTPなど、リモートサービスのログイン総当たりに対応。
これらのツールはすべて合法な検証環境でのみ使用しましょう!
🧪 実験するならここ!
以下のような環境で、安全にクラッキングの仕組みを体験できます。
- ** Kali Linux(仮想環境) **
- ** CTFの暗号カテゴリ問題 **
- ** CrackStation ** (https://crackstation.net/)
パスワードの強さやハッシュの危険性を“体感”してみてください。
✅ まとめ
- パスワードは攻撃者にとって一番の入り口
- 辞書攻撃・総当たり・ハッシュ解析など様々な手法がある
- 短くて単純なパスワードはすぐ破られる
- 「長くて複雑で使い回さない」が最大の防御!
次回は、 ** 「第13章:マルウェア解析入門」 ** です🦠
「マルウェアってどうやって動いてるの?」「感染したら何が起こるの?」そんな疑問を一緒にひも解きます!
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