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Raycastのブラウザ拡張機能の紹介

Last updated at Posted at 2025-10-14

こんにちは。せーじと申します。普段はWebやバックエンド、時々アプリの開発をしております。私は業務や私生活で日常的にRaycastやVimを使っています。VimやRaycastの情報を収集するためにXを利用しています。

そこで先日、こんなポストが回ってきました。

英語の長文のサイトなどはまずRaycastのChrome拡張機能を活用して翻訳しており、私にはもはや必需品です。

全RaycastユーザーがChrome拡張について知っているものだと思っていたのですが、自分が観測した範囲では知らなかった人が思いのほか多くいらっしゃったので 「じゃあ、実際どんなことができるの?」 という話をしようと思います。

Raycast Companion

2025/10/14 現在ではSafari、ChromeなどChromiumベースのブラウザがサポート対象となっています。
Supported on Chromium-based browsers and Safari

こんなことができるようになります。

summarize-webpage.gif

要約した記事は以下です。1いいねもついていないので、気になった人は読んでみてください。

Raycast Companionのすごいところ

こいつのすごいところは「あくまで、ブラウザから情報を取得するツール」であることです。

どういうことかというと、

▫️タブの一覧を取得

image.png

▫️現在開いているタブの取得
image.png

▫️最近閉じたタブの取得
image.png

その他

  • ページの複製
  • URLを渡してページを開く
  • inputに何かを入力する ※要素のid名など渡さないとなので挙動が不安定
  • タブを閉じる

などもできます。

手元で動作を確認しているだけで、他にもできると思います。もしどんなことができるか?というツール一覧がどこにあるか知っている方がいらっしゃったら教えてください。

Raycast Companionをどう使う?

AI Command

「Create AI Command」から

image.png

{browser-tab}を要約して

と入力し、保存。

image.png

あとは登録したタイトルで呼び出せます。以下の画面の状態からEnterを押せば翻訳が始まります。

利用するモデルによって速度が変わってくるので、用途に適したものを選んでください。課金ユーザーだといろいろと選べますが、無課金の場合はLocalModelを利用すると回数制限がありません。

私は課金ユーザーなので無課金の人はもしかしたらAI Commandを作成できないかもしれません🙇

image.png

このように、「ブラウザの情報取得」が完全にツールとして切り出されているため、「AIへのプロンプト」を自由に指定することができます。

「要約」「翻訳」「特定の要点を見つけさせる」「特定のフォーマットで出力させる」など様々な利用方法があります。

CLIのツールも合わせてダウンロードするとYouTube動画の要約などもできるようになります。

入れるのは少し手間ですが、興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。(CLIツールを2~3入れるぐらいです)

image.png

AI Extensions

RaycastにはAI Extensionsという機能があります。

以下は英語の記事ですが、Raycastに翻訳させれば一発ですね!

image.png

	概要: Raycastの「AI Extensions」は、メッセージ内で@メンションのように呼び出して、自然言語で各種ツールやサービスを操作できる機能。意図を説明し、必要な拡張を添えて指示するとAIが処理を代行。
	•	使い方(はじめ方):
	▪	どこでも@を入力して拡張を検索・挿入(Root Search、Quick AI、AI Commands、AI Chat)。
	▪	AI Extensionsを使うメッセージは自動でモデルがRay-1に切り替わる。
	▪	Chatのプリセットや設定から拡張を登録して再利用性を高められる(ただしSystem instructionsに@は入れられない)。
	•	例・UI:
	▪	ランチャーで@から拡張一覧を発見可能。
	▪	Quick AIでの実行時は、実行前プレビューと確認が出る。
	▪	チャット中に@calendarや@raycast-focusなどを併用する例が提示。
	•	サードパーティ拡張:
	▪	Storeから⭐アイコン付きのAI Extensionをインストール。
	▪	右上ドロップダウンで「AI Extensions」カテゴリに絞り込み可能(⌘P)。
	▪	Spotifyなど外部サービス連携の例あり。

コピーしたらグチャっとなったのでフォーマットをしましょう。もちろんRaycastで。

image.png

以下は、クリップボードの内容をフォーマットしたものです。

---

### 概要
Raycastの「**AI Extensions**」は、メッセージ内で@メンションのように呼び出して、自然言語で各種ツールやサービスを操作できる機能です。意図を説明し、必要な拡張を添えて指示するとAIが処理を代行します。

### 使い方(はじめ方)
*   どこでも`@`を入力して拡張を検索・挿入(Root Search、Quick AI、AI Commands、AI Chat)。
*   **AI Extensions**を使うメッセージは自動でモデルがRay-1に切り替わります。
*   Chatのプリセットや設定から拡張を登録して再利用性を高められます(ただしSystem instructionsに`@`は入れられません)。

### 例・UI
*   ランチャーで`@`から拡張一覧を発見可能です。
*   Quick AIでの実行時は、実行前プレビューと確認が表示されます。
*   チャット中に`@calendar`や`@raycast-focus`などを併用する例が提示されています。

### サードパーティ拡張
*   Storeから⭐アイコン付きの**AI Extension**をインストールします。
*   右上ドロップダウンで「AI Extensions」カテゴリに絞り込み可能です(⌘P)。
*   Spotifyなど外部サービス連携の例があります。

ほとんどこの説明が全てです。

例えばRaycastを起動させたところで @ と入力するとさまざまなAI Extensionsが出てきます。

image.png

@clip-boardを利用するとクリップボードにアクセスしてその情報を入力としてAIに指示を出せます。先ほどぐちゃっとした文章をフォーマットしたのもこの機能です。

image.png

本当にアクセスしやすくて重宝しています。

また、AI Extensionsには

  • @browser:ブラウザ操作
  • @clip-board:クリップボード操作
  • @github:GitHub操作
  • @spotify:Spotify操作
  • @google-chrome:Chrome操作
  • @google-calendar:カレンダー操作
  • @ask-web:webにアクセス(検索など)

など様々な種類があります。

これらの素晴らしいところは組み合わせ可能ということです。

image.png

1回目、予定の作成に失敗していましたが、確認をお願いしたら入れてくれました。

image.png

このように、完全に自然言語だけで、サクッと情報の取得から操作までができます。

AI Extensionsには様々な種類がありますが、その一つとして @browserでブラウザの情報が取得できるのは本当に便利だと思っています。

また、AI Commandとして登録をすれば、ショートカットで再現性をもって何度もパソコンのどこからでも、簡単に呼び出せます。

面白いことをやった人はぜひXなどで発信してください!見ます。

最後に

実はRaycast Community JapanというRaycastが大好きな人たちがRaycastを広めるためにやっているコミュニティの運営をしています。

2025/10/31 19:00~22:00MEET UP をやる予定イベントがあるので、「この記事で興味が湧いてきた!」という方もぜひ参加してください!

Raycast社のCEOも来日します 🎉 🎉 🎉

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