今回の内容
Target Board for RX65Nを用いてwaveshareの5.83inch e-Paperにサンプル画像を表示しました。
サンプルコードに手を加えず、そのまま表示させることが出来ました。
このe-Paperは秋葉の千石電商さんのセール品で、書き換え速度は遅いものの4000円でこの大きさというのに惹かれました。
参考にさせて頂いた情報
waveshare社のWebページに情報がまとまっていましたので、こちらを参考にしました。
https://www.waveshare.com/wiki/5.83inch_e-Paper_HAT#Arduino_UNO
e-Paperの動作確認の流れは下記の通りでした。
- Raspberry Pi 3で文字表示ができることを確認
- Arduino UNO R3でサンプルコードを適用するも、5.83インチではファイルサイズがメモリサイズを超えてしまい実行不可
- RX65NのTarget BoardでGR-ROSE相当のArduino実行環境を立ち上げ、Arduino用のサンプルコードを実行
サンプルコード
waveshare社がGithubに登録されているファイル群をIDE for GRでリードします。
https://github.com/waveshare/e-Paper/tree/master/Arduino/epd5in83
コンパイルすると_setup(),_loop()関数の定義が無いというエラーが発生しました。
こちらの対処法は下記の情報により解決しました。
http://blog.livedoor.jp/hardyboy/archives/8360845.html
.inoファイルとディレクトリ名を.cppとは異なる名前に変更しました。(epd5in83.ino->epd5in83test.ino,ディレクトリ名も同)
コンパイルが通るのが確認できましたので、Target Boardのリセットスイッチを押してRX65NがD:ドライブとして認識されたのを確認してから書き込みます。
書き込み後、正常に書き込みが行われて冒頭の写真のような画面表示ができました。
サンプルコードの関数を見ていくとこれならどうにか自分でも書き換えて弄ることが出来そうかなと思いました。
感想
やはりArduinoでプロトタイピングできると全然違いますね。周辺回路はまず動作を確認してからコーディングするのが精神衛生上良いです。


