OracleのOGG連携って何?
はじめに
株式会社アシストエンジニアリング、エンジニアのsawasatoです。
弊社では所属のエンジニアが一人ずつ、各々興味がある分野や業務での気づきを定期的に投稿していきます!気になったらぜひ他のエンジニアの投稿もご覧ください!
突然ですが、皆さんの普段の開発現場ではデータベースは何を使っていますか?
私はOracleを使うことが多いです。Oracleを使う上で当たり前のように出てくるOGG連携という言葉。。意味がわからないですよね。。
私も最初はそうでした。なので今回は初めてOracleを使う方にOGG連携をわかりやすく説明できればと思います!
OGG連携とは
まずはOGG連携とは何か?について説明します。
ズバリ、データベースのコピー機能です!!
難しく考えてしまいますが、簡単にいうとデータベースのコピー機能なのです。
システムの規模が大きくなると、データベースを分散管理することが必要になります。その際に、データの一貫性を保ちながら複数のデータベース間でデータを同期することが重要です。そこで登場するのがOGG(Oracle GoldenGate)連携です!!名前がとってもかっこいいですよね!!
OGG連携の概要
次にOGG連携の概要について説明します。(Oracle GoldenGate)は、Oracleが提供するデータベース間のデータをリアルタイムで複製するためのソフトウェアです。このOGGを使うことで、とても早く、そして正確にデータベース間でデータを同期できるということです。めちゃめちゃ便利ですね笑
OGG連携の仕組み
じゃあOGG連携の仕組みはどうなってるの?これも一気に解決しちゃいましょう!
OGG連携は主に以下の3つのフェーズから構成されています。
1.抽出
・データベースの変更ログ(Redoログ)を読み取り、変更があったデータを抽出します。
・このフェーズでは、ソースデータベース上で行われた変更(INSERT、UPDATE、DELETE)を キャプチャします。
2.データの移動
・抽出されたデータは中間ファイル(Trailファイル)として保存されます。
・このファイルは、ソースデータベースからターゲットデータベースに転送されます。
3.適用
・ターゲットデータベースに到達した中間ファイルを適用し、データベースに変更を反映します。
仕組みを完全に理解する必要はありませんが、もし後輩エンジニアができた時に仕組みまで説明できたらかっこいいですよね!データベース全体の知識を深めるためにも気になったことは仕組みまで理解できるようにするといいと思います!
OGG連携の利点
仕組みについてはわかりましたが、それをすることでどんな利点があるのか。次は利点に着目していきます!
1.リアルタイム同期
・データの変更がリアルタイムでターゲットデータベースに反映されるため、最新のデータを常に利 用することができます。
2.高可用性
・データの複製により、システムの高可用性を確保できます。例えば、障害が発生した場合でも別の データベースで作業を続行できます。
3.負荷分散
・複数のデータベースにデータを分散することで、読み取り負荷を分散し、システムのパフォーマン スを向上させることができます。
資格の勉強などで高可用性や負荷分散などの言葉は出てきましたが、実際にこういったソフトウェアで実現されているんですね!
まとめ
今回は、初めてOracleを使う方に向けてOGG連携について説明しました!OGG連携は、データベースの複製と同期を効率的に行うための強力なツールです。これを理解することで、システムのスケーラビリティや可用性を向上させることができるでしょう!Oracle初心者の皆さんに向けて執筆しましたので、かなり簡単な説明になっています。OGGやOracleもとても奥が深いです。興味がある方は、ぜひOGGのドキュメントやチュートリアルを参照して、実際に試してみてください!!一緒にデータベースのスペシャリストになりましょう!!
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