概要
- 作成したクエリで分析を行うとき、料金がどの程度発生するか知りたい
- 料金項目について書かれているサイトは多いがGCPサイト上でどのように確認すればよいかわからない
- 本記事では画像つきで解説
分析料金確認
分析料金
そもそも、分析にかかる料金は設定等していなければ処理されたデータ量(バイト)で決まる。
1TB
ごとに5ドル(約550円)
(毎月1TBまで無料)
しかし、入力したクエリに対してどの程度のデータ量が処理されるかみたい
処理されるデータ量の確認方法
例えば、下記のようなクエリをBigQueryのコンソール上に入力したとき、
WITH t1 AS (
SELECT
hits.page.pagePath AS pagePath,
CASE WHEN isEntrance THEN 1 ELSE 0
END AS is_ent,
CASE WHEN isExit THEN 1 ELSE 0
END AS is_exit,
CASE WHEN totals.bounces = 1 THEN 1 ELSE 0
END AS is_bounce
FROM
`bigquery-public-data.google_analytics_sample.ga_sessions_*`,
UNNEST(hits) AS hits
WHERE
_TABLE_SUFFIX between '20170701' AND '20170731'
)
SELECT
t1.pagePath,
SUM(t1.is_ent) AS entrance,
SUM(t1.is_exit) AS exit,
SUM(t1.is_bounce) AS bounce
FROM t1
GROUP BY 1
ORDER BY 2 DESC
下記画像の赤枠部分に、このクエリを実行すると分析されるデータ量が表示される。
ここでは、このクエリの実行で10.4MBのデータ量が発生することがわかる。つまり、このクエリで発生する料金は0.0052円(実質タダ。。。)
全列SELECTした場合
ここで、BigQueryでやってはいけないとされる*
でSELECTした場合、データ量はどうなるか見てみる。このデータ量プレビュー機能が正しければ増えているはず。
SELECT
*
FROM `bigquery-public-data.google_analytics_sample.ga_sessions_*`
上記クエリ実行で発生するデータ量は5.4GB
と表示された。
先程の約520倍、料金も2.7円発生することになる。
その他発生する料金
ストレージ料金
BigQuery上のストレージにデータを保存する場合、料金は下記の通り
アクティブストレージ:1GB
ごとに$0.023 (約2.53円)(毎月10GBまで無料)
長期保存:1GB
ごとに$0.016(約1.76円)(毎月10GBまで無料)
分析定額サービス
月額:$2,400(約26.4万円)/100スロット(追加スロットは100単位で購入可能)
年額:$2,040 (約22.4万円)/100スロット(追加スロットは100単位で購入可能)
参考サイト
- BigQuery公式ドキュメント:https://cloud.google.com/bigquery/pricing
- BigQueryサンプル:https://ex-ture.com/blog/2019/03/14/6-sqls-for-ga360-bigquery/