※この記事はMacOSを前提として書かれています。
※Windowsの場合は、「nodistでNode.jsをバージョン管理」を参照してください。
nodenvの環境の準備
nodenvを使ってNode.jsのインストールやバージョン管理をおこないます。
nodenvのインストール
まず、ターミナルで以下のコマンドを実行します。
git clone https://github.com/nodenv/nodenv.git ~/.nodenv
次に以下のコマンドを実行します。このコマンドで失敗しても、nodenv
は正常に動くので大丈夫です。1
cd ~/.nodenv && src/configure && make -C src
nodenv
コマンドを実行できるように、パスを通します。
echo 'export PATH="$HOME/.nodenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
nodenv
を初期化するために、以下のコマンドを実行します。
~/.nodenv/bin/nodenv init
すると次のような結果が表示されます。
# Load nodenv automatically by appending
# the following to ~/.bash_profile:
eval "$(nodenv init -)"
この指示の通り、~/.bash_profile
に記述を加えます。
eval "$(nodenv init -)"
ここでターミナルを閉じて、新たにターミナルを立ち上げます。
node-buildプラグインのインストール
以下のコマンドを順に実行して、node-build
プラグインをインストールします。
mkdir -p "$(nodenv root)"/plugins
git clone https://github.com/nodenv/node-build.git "$(nodenv root)"/plugins/node-build
Node.jsのインストール
インストール可能なNode.jsのバージョンの一覧を表示します。
nodenv install -l
以下のようにNode.jsのバージョンが表示されます。
...
14.15.0
14.15.1
14.15.2
14.15.3
14.15.4
15.0.0
15.0.1
15.1.0
15.2.0
15.2.1
15.3.0
15.4.0
15.5.0
15.5.1
15.6.0
chakracore-dev
chakracore-nightly
...
ここでは14.15.4
のNode.jsをインストールします。
nodenv install 14.15.4
確認のために、Node.jsのバージョンを表示してみます。
node -v
すると、以下の結果が表示されます。
nodenv: node: command not found
The `node' command exists in these Node versions:
14.15.4
nodenv: node: command not found
と表示されるのは、インストールしたNode.jsがグローバルに設定されていないからだそうです。2
nodenv global 14.15.4
を実行してから、改めてNode.jsのバージョンを確認すると、以下のように結果が表示されました。
v14.15.4
npmのバージョンの確認
以下のコマンドで、現在のnpm
のバージョンを確認してみます。
npm -v
npm
のバージョンは6.14.10
でした。Node.jsのリリース一覧を確認すると、Node.js 14.15.4に対応するnpmのバージョンと一致していました。