0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

日程調整のメールをAIに任せるとき、先に決めておくのは「動けない日」の表記

0
Posted at

課題の構造

日程調整のメールは、件数が多く、1通ずつの作業としては軽い。だからこそ「AIに渡したい」候補の筆頭に挙がる業務でもある。ただし丸投げすると、返信待ちの相手を長く放置する、忙しい曜日だけ候補から外れる、確定した日付の記録が残らない、といったズレが出る。AIに任せる前に、決めておくべき項目が3つある。

先に決めておく3つ

1. 「動けない日」の表記

AIは、入力に含まれていない予定は知らない。「だいたい火曜は厳しい」のような表現は、候補の絞り込みに使えない。曜日か日付のどちらの単位で固定するかを決め、空欄を作らない。表記が揺れていると、AIは曖昧な日を候補に入れてしまう。

2. 候補を出す幅

何日先まで出すか、平日だけか、朝晳を含むか。幅を決めておかないと、AIは「最も空いていそうな日」を遠くに取ることがある。調整の相手が困るのは、候補が遠いことより「候補の意味が分からない」ことである。

3. 確定の記録先

AIは案文を作るまでで、確定は人が行う。確定した日付をどこに書くか(共有カレンダーか、台帳か)を決めておく。案文と確定が同じ場所に残らないと、後から「いつ決まったのか」を追えなくなる。

現場の模式例(拠点間の定例会議)

ここでは模式例として、3拠点の担当者が集まる月次の定例会議の日程調整を考える。

月初に開催日を決める。各拠点の担当者から動けない日を1行の定型で集め、AIには「重なりを探して、候補を3日と案文1通を作る」までを任せる。確定は幹事が行い、共有カレンダーに1行で書く。この切り分けにより、AIに期待する範囲は「重なりの抽出と文面化」に限定され、失敗してもやり直しは案文1通で済む。

注意すべきは「動けない日」の集め方である。口頭の申告を幹事が転記すると、曜日の取り違えが起きる。1行の定型で集める運びにしてから、AIに渡す。

陥りやすい誤り

  • 返信待ちの管理をAIに任せようとする。返事は人に届く。AIが勝手に催促文を出すと事故になる
  • 候補日を1日だけ出させて決め打ちする。重なりの見落としがあると、特定の拠点だけが毎月外れる
  • 「だいたい」の表記をそのまま渡す。曖昧な制約は、AIにとって制約にならない

チェックリスト

項目 内容
動けない日の表記 曜日か日付の単位で空欄なく集める
候補の幅 期間・曜日・時間帯を1行で固定する
確定の記録先 共有カレンダーか台帳かを先に決める
AIの役割の区切り 案文作成まで、確定は人
催促の扱い AIから催促文を出さない

まとめ

日程調整は、件数が多いが失敗時の影響が小さい。AIを試す業務の入口として向いている。決めておくのは「動けない日の表記」「候補の幅」「確定の記録先」の3つと、AIに確定と催促を任せないことである。この区切りを守れば、AIが入っても日程の信用は保たれる。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?