こんにちは、Kaneyasuです。
私は現在、広島からフルリモートで働いています。日々の業務では、DevOpsや技術支援、プロジェクトマネジメントなど幅広く携わっています。
先日、こちらの勉強会でLTをさせていただきました。
本記事は、その時LTをブログ化したものであり、フルリモートという働き方の中で、いかにして「自分の居場所」を社内に作るかについて、私の実践と経験をもとにお話しします。
なお、私はSIerのバックエンドエンジニアを経て、クラウドインテグレータの兼DevOpsエンジニアになったという経歴なので、どちらかというとバックエンド視点となっているので、そこを鑑みて読んでいただけると幸いです。
居場所の定義
まず最初に、「社内に居場所がある」とはどういう状態でしょうか?
私は以下の2つの状態をもって定義しています。
- コミュニケーションにストレスを感じない
- 自分が必要とされていると実感できる
この2点について述べていきます。
クリティカルパスに入り込む
例えばの話ですが、必要とされる人の例を挙げてみます。
- 売上的に強い顧客・プロダクトを掴んでいる
- 特定分野のスペシャリスト
- クリティカルパスの担当
1つ目と2つ目に該当する人は、このお話を聞く必要はないと思うので除外するとして、目指すなら3をお勧めします。
クリティカルパスというのはプロジェクトにおいて、遅れると全体の進捗に直結するようなタスク群を指します。
私は、この「クリティカルパスの担当者になる」ことが、必要とされる人になるために重要だと思っています。
たとえば、以下のような工程はやらないとプロジェクトが進まなかったり進捗に直結したりするものです。
したがって、誰かが責任を持って進めなければなりません。
- DB設計
- 開発環境構築
- セキュリティ対応
- CI/CD設計・構築
主観になりますが、これらのタスクは人気がないと感じています。
興味がある人は多いです。
ですが、これをプロジェクトにおいて実際に担いたいという人は多くないでしょう。
理由は、これらのタスクが一見すると「地味」で「大変」な上、関係者との調整の負荷が高く長いというのがあるでしょう。
特に関係者の調整はただでさえ大変なのに、リモートワークだとさらに大変になります。
だからこそ、ここを担うことでチームの中で不可欠な存在になれると思います。
特にDB設計は、要件を正しく理解してデータに落とし込む能力と、実装とのバランス感覚が求められるため、非常におすすめです。
私はこれを「開発者としてリーダーになるための王道」だと考えています。
まあここは、自分の経歴に基づく主張なのでポジショントークだと思っていただいても大丈夫です。
親しみやすい人になる
前項でクリティカルパスの話をしましたが、人気がないとはいえ、やりたいと言ってすぐになれるものではありません。
ではどうするかというと、最初にやるべきことは頼みやすい人になることだと思います。
人は「知らない人」より「知っている人」にお願いごとをします。
スキルや実績も大事ですが、「名前と顔が思い浮かぶかどうか」が大きな要素です。
名前と顔を覚えてもらうには会って話すことが一番ですが、リモートワークでもできることはあります。
例えば以下のようなことを意識してみてください。
- チャットで趣味や興味のある話題を書き込む
- ITニュースや技術トピックについてコメントする
- 他の人の投稿にリアクションをつける(スタンプひとつでもOK)
投稿することは、いわば「あなたという人の取扱説明書」を社内に残すことになります。
それはあなたとのアイスブレイクのネタになったり、あなたに声をかけるきっかけになり得ます。
投稿にハードルを感じる人は、リアクションだけでもしてみてください。
投稿する側は、リアクションしてくれた人をチェックし覚えています。
言葉にすることは少ないかもしれませんが、リアクションするだけで投稿した人からの印象は良くなります。
アウトプットを活用する
人を動かすのには説得力のある文章が必要になります。
特にクリティカルな部分を担当する場合、関係者を納得させる文章力が必要になります。
説得力のある文章を書いた実績がチャンスを生むかもしれません。
説得力のある文章を書く力をつけるには、アウトプットを利用するといいでしょう。
アウトプットと言っても、必ずしも登壇しなくてもよいです。
社内Wiki、README、ブログ、形式はなんでも構いません。重要なのは、あなたの考えをテキストとしてまとめて形に残すことです。
これらはチャットなどのフロー型のツールとは違い、流れません。
文章として残るアウトプットは、残るからこそ出すのに緊張感を生みますが、その緊張感こそが成長を促します。
気楽なコミュニケーションばかりしていては文章力はつきません。
そして、もしあなたのまわりにアウトプットをしている人がいたら、ぜひリアクションしてあげてください。
フルリモートを採用しているような企業ならばそういう人がいる可能性が高いです。
アウトプットする人にとって、参加・反応してくれる人はとてもありがたい存在で、覚えていることが多いです。
参加・反応することで関係が生まれ、今後のチャンスにつながる可能性があります。
まとめ:意図して居場所を作る
リモートワークでは、意識しなければ居場所はなかなかできません。
だからこそ、意図して居場所を作ることが大切です。
- クリティカルパスに入って「必要とされる人」になる
- 書き込みやリアクションで「親しみやすい人」になる
- アウトプットで「説得力のある人」になる
これらを意識しながら、社内に自分の立ち位置を築いていくことで、テキスト中心のコミュニケーション環境でも、居心地のよい仕事環境が実現できます。