Pi Zero W を手に入れたのでセットアップしました.
USBキーボードを持っていないのでSSH経由でセットアップしました.
環境は以下の感じです.
- macOS
- Raspberry PI Zero Wireless
- Micro SDカード
- SDカードが読み書きできるもの(自分の場合Mac Book自体にあった)
- 無線LAN
TL;DR
ブート用のSDカードに以下を書き込む(/Volumes/boot
にマウント済み)
touch /Volumes/boot/ssh
cat > /Volumes/boot/wpa_supplicant.conf <<EOF
network={
ssid="xxxxxx"
psk=xxxxxxxxxxxxx
}
Boot用のMicro SDカード作成
RASPBIAN JESSIE LITEのイメージをSDカードに書き込みます.
その後、macOSにSDカードを抜き差しすると
/Volumes/boot
にマウントされます.
以降の操作はmacOS上でマウント済みとして説明します.
SSHの有効化
RaspbianはデフォルトではSSHは無効化されています.
とは言っても有効にするとは簡単でssh
ファイルを置くだけです.
このファイルの有無で起動時にSSHが有効になります.
touch /Volumes/boot/ssh
Wi-Fiの有効化
SSHを有効にしてもPi Zero Wでは有線LANがないため無線LANの設定をする必要があります.
Raspberry PIの公式サイトではwpa_supplicant.conf
を用意する必要がるのですが、wpa_passphrase
コマンドを使った方法がりますがmacOSでは入っていないため自分で作成する必要があります.
必要なものは接続する無線LANのSSIDとパスフレーズをメモして以下のサイトでPSKのハッシュ値を計算します.
あとはSSHの用に特定の場所にwpa_supplicant.conf
ファイルを作成します.
以下のコマンドを実行します.
ssid
とspk
は適宜埋めてください.
cat > /Volumes/boot/wpa_supplicant.conf <<EOF
network={
ssid="xxxxxx"
psk=xxxxxxxxxxxxx
}
- Setting WiFi up via the command line - Raspberry Pi Documentation
- The latest update to Raspbian - Raspberry Pi
起動
ここまでで起動に関する準備は完了しました.
あとはPi Zero WにSDカードをさして起動します.
miniHDMIをモニタに繋げられれば起動時にDHCPにより割り振られたIPが表示されます.ない場合はarpとかでIPを探して繋いでみましょう.
仮にIPに192.168.1.10
が振られたとしてSSHで接続できることを確認します.
この時、デフォルトのユーザとパスワードはpi
, raspberry
になります.
ssh pi@192.168.1.10
起動後
とりあえずアップデートしておきます.
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
セットアップは以上ですがSSHの接続ユーザを変えたりパスワードログインを無効にしたりとLinuxの最低限のセキュリティ周りは設定しておきましょう.