レビュー体制が整ってきた今、依頼者として意識すること
こんにちは、エンジニア歴3年のさとこです。
クリスマスに向けて、今年は部屋の一角にクリスマスコーナーを頑張って作成中です![]()
皆さんはレビューする側、してもらう側、どちらが多いでしょうか?
私は今までいくつかの現場を経験していますが、現場の特徴上チームがPLと2人だけであったり、バタバタで設計や実装に対するレビュー体制があまり整っていなかった事もあり、ようやく最近本格的にレビューをしたりレビュー頂く機会が増えたところです。
どちらの経験もさせて頂いているのですが、今回はレビューを依頼する側として、レビュアーに気持ちよくレビューしていただくため、そしてタスクを確実に完了させるために気をつけたいことを書いていきます![]()
1.目的とスコープを明確に伝える【レビュアーの時間の確保】
レビュー依頼をする際、「何のためのレビューか」「最終形はどこか」を明確に伝えることが重要です。
実装に対してはこの意識は皆さん持ちやすいのかなと思いますが、設計書や資料作成等の場合、この部分が意外と抜けがちです。
私も実際、実装に対してのレビューを頂く際にはここに対しての意識を強く持っていましたが、ある時別チームの方に設計書のレビューを頂く際に、ここを明確にしていなかったために余分なラリーの発生や必要以上の時間を割いてしまい、結果的に自身の他作業時間やレビュー頂く方の時間を想像以上に取ってしまう結果となりました。
失敗の原因分析
原因としては、大きく2つあると思っています。
原因1:目的のゴールが乖離したままスタートした
このレビューの本来の目的を伝えきれておらず、こちらのチームの思っているゴールと依頼した別チームのレビュアーの方々の思うゴールが乖離したままレビューが進んでしまったこと
原因2:期限と優先度が曖昧だった
いつまでの期間内で最終形まで持っていきたく依頼をするのか、期限の中でどこを最優先で見て頂きたいのかの観点が曖昧なままスタートしてしまったこと
依頼時のチェックリスト
このレビューの最終的なゴールは何か?(例:〇〇会議で承認を得るため)
今回のレビューで最優先で見てほしい観点はどこか?
レビュー期間はいつまでを想定しているか?
2.完了のボールは必ず自分で持ち、相手にも完了の旨を伝える【タスクの確実な完遂】
レビューのラリーを続けていたものの、レビュアーが別件で忙しそうでラリーが止まってしまった…そのまま自身も終わったのかまだ続いてるか曖昧なまま他の優先事項に埋もれて気づけば1ヶ月…なんて事はないでしょうか。
チケット管理が徹底されている現場でも、個々のタスク量によっては有り得る話であり、実際に私もそうなってしまっていた事があります。
なので、自身のタスクとして始まったものは、相手にお渡しした後必ず今誰が担当中なのか? 互いに終わった認識を持てるよう最後まで報連相できているか?は常に意識する事が大切だと思います。
完了認識合わせの理想的なフロー
レビューが完了し、最終的な確認が終わった際には、次の3つのステップを踏んで明確にタスクを閉じましょう。
1. 最終確認の依頼:
「〇〇の件は最後までご確認頂いた認識ですが、問題ございませんでしょうか?」
2. 相手からの完了確認:
「はい、こちらも完了の認識でいますので大丈夫です。」
3. 感謝とタスクのクローズ:
「お時間取って頂きましてありがとうございました。では、この件は完了でチケットも更新いたします。引き続きよろしくお願いします。」
本当にお互いが完了の認識で良いのか?という状態のタスクは、ここまでで1つの件が完了 という意識を持ってみることが改善に繋がると考えます。
レビューに対して時間を割いていただいた事に対してお礼まで伝えられると関係や信頼性も良い方向に向かうのではないでしょうか![]()
まとめ:キャリアアップに繋がる依頼スキル
このスキルを身につけておくと、SL・PL・PMなどチームでの役割が次のステップに上がった時にも、違う目線にはなりますが必ず役に立つはずです!
ドキッとした方は、私と一緒にいち開発者のうちから意識していきましょう![]()
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今回ご紹介したポイントはあくまで個人の経験談や主観的な面もありますが、同じような所で困ったり改善したいと考えている方に刺さると嬉しいです![]()
最後まで読んで頂きありがとうございました。
