Windowsで使えそうなコマンドプロンプト集（ネットワーク編） #Windows

Windowsサーバに触れなくてはならなくなったので、使えそうなコマンドをまとめてみました。今回はネットワーク編。元々Unix系サーバ以外ほとんど触った事がないので、何とかGUIを回避しUnixっぽくコマンドでできないかなーと色々まとめてみました。以外に充実していたネットワーク系コマンド・・・

インターフェース系

netsh interface：ipアドレスやdnsサーバ、ipインターフェース一覧表示等。主に使用するIPv4インターフェースのコマンドについて列挙。

設定確認のコマンド

表示関連

rem ipv4インタフェース一覧表示
C:\Users\test> netsh interface ipv4 show interfaces
Idx     Met         MTU          状態                 名前
---  ----------  ----------  ------------  ---------------------------
  1          50  4294967295  connected     Loopback Pseudo-Interface 1
  5          10        1500  connected     ローカル エリア接続


rem ipv4特定インタフェース詳細表示（Loopbackインターフェース 1を指定）
C:\Users\test> netsh interface ipv4 show interfaces 1
インターフェイス Loopback Pseudo-Interface 1 パラメーター
----------------------------------------------
IfLuid                             : loopback_1
IfIndex                            : 1
状態                               : connected
メトリック                         : 50
リンク MTU                         : 4294967295 バイト
到達可能な時間                     : 21000 ミリ秒
基本の到達可能な時間               : 30000 ミリ秒
再転送間隔                         : 1000 ミリ秒
DAD 転送                           : 0
サイト プレフィックスの長さ        : 64
サイト ID                          : 1
…


rem 設定されているipアドレス一覧表示
C:\Users\test> netsh interface ipv4 show addresses
インターフェイスの構成 "ローカル エリア接続"
    DHCP 有効:                         はい
    IP アドレス:                           192.168.100.100
    サブネット プレフィックス:                        192.168.0.0/24 (マスク 255.255.255.0)
    デフォルト ゲートウェイ:              192.168.100.254
    ゲートウェイ メトリック:              0
    インターフェイス メトリック:                      10


rem ipインタフェース毎のdnsサーバ一覧表示
C:\Users\test> netsh interface ipv4 show dnsservers
インターフェイスの構成 "ローカル エリア接続"
    静的に構成された DNS サーバー:    192.168.100.1
    次のサフィックスで登録します:           プライマリのみ

設定回りをコマンドで実施する場合、コマンドプロンプトは「管理者権限」にて実行してください。

設定関連

rem dnsサーバ設定。dnsserverの後に指定するのは
rem IPv4インターフェースのインデックス（ipv4インタフェース一覧表示参照）。
C:\WINDOWS\system32>netsh interface ipv4 set dnsserver 5 static 192.168.100.1 primary

経路調査

pathping： tracerouteのようなコマンド。インターフェースの指定もできる。tracertよりも高機能かも。ちなみにtracertもpathpingもICMPを使用している。Linuxのtracerouteは指定しなければUDP。

調査

rem ipv4で実行し、複数NICのうち192.168.100.100から宛先172.31.0.1に向けて実行
C:\Users\test> pathping -4 -i 192.168.100.100 -n -p 10 172.31.0.1
133.56.96.100 へのルートをトレースしています。経由するホップ数は最大 30 です

  0  192.168.100.100
  1  192.168.100.254
  2  172.31.0.254
  3  172.31.0.1
統計を 9 秒間計算しています...
            ソースからここまで   このノード/リンク
ホップ  RTT    損失/送信 = Pct  損失/送信 = Pct  アドレス
  0                                           192.168.100.100
                                0/ 100 =  0%   |
  1    0ms     0/ 100 =  0%     0/ 100 =  0%  192.168.100.254
                                0/ 100 =  0%   |
  2    3ms     0/ 100 =  0%     0/ 100 =  0%  172.31.0.254
                                0/ 100 =  0%   |
  3   12ms     2/ 100 =  2%     0/ 100 =  0%  172.31.0.1

トレースを完了しました。