はじめに
この記事はHamee Advent Calendar 2017の12日目の記事です。
個人的に使ってみて便利だと思ったおすすめのAtomのパッケージをササッと紹介していこうと思います。
普段Atomを使っている人にとっても、そうでない人にとっても「Atomにはこんなパッケージがあるんだ!」というのを少しでも知る機会になれば幸いです。
「そもそもAtomって標準だとどんな機能があるの?」という方は、まずは以下の記事に目を通してみるとよいと思います。
個人的おすすめパッケージ一覧
linter-php
名前の通り、PHPのリンターです。日常的にPHPを書く人にとっては必須と言っても過言ではないかと。
構文チェックのために毎回ターミナルでphp -l {ファイル名}.php
を実行する手間が省けるのはありがたい限りです。
docblockr
/**
まで入力して改行すれば、自動的にDocコメントがフォーマットが整った状態で補完されるようになります。
PHPの場合で例を挙げると、変数であれば@var
を、関数(メソッド)であれば@param
(引数の分に応じて)や@return
まで補完してくれるので、Docコメントを一から記述する際の手間がかなり軽減されます。
split-diff
画面を分割して、ファイルの差分(修正前・修正後)をエディタ上で確認することができます。
エディタ上で差分をパパっと確認できるようになるので、毎回git diff
を実行する手間が省けて非常に便利です。
line-diff-details
ファイルに差分が存在する場合、行番号をクリックすると該当する行の差分(git diff
の内容)をエディター上でパッと見ることができます。
また、該当箇所の差分だけをワンクリックで元に戻すこともできたりします。
git-history
ファイルのコミット一覧を確認することができます。
また、該当のコミット時点でのファイルの内容をエディタ上で開いたりすることもできます。
highlight-selected
選択したテキストが同じファイル内に存在すれば、その箇所をハイライトしてくれます。
ソースコード中である変数が使用されている箇所をパパっと確認したい時など、視認性が高くなるのでとても助かります。
multi-cursor
alt-up
とalt-down
でそれぞれカーソルを上方向・下方向に伸ばして複数行分に拡大することができます。
複数行にまったく同じような修正を入れたい場合に重宝します。
symbols-tree-view
ソースコード中のクラス宣言、メソッド宣言、変数宣言の一覧を表示してくれます。
また、一覧から選択した項目の宣言箇所にジャンプすることもできます。
platformio-ide-terminal
Atom上でターミナル操作ができるようになります。
ファイルをエディタで編集して、今度はターミナルでgit操作して…といった動作が全てAtom上で完結します。
file-icons
Atom上のタブやツリービューに、ファイルの種類に応じたアイコンを表示してくれます。
language-textile
Textile記法のシンタックスハイライトが効くようになります。
下記のtextile-preview
と一緒に使用すると便利です。
textile-preview
Textile記法のリアルタイムプレビューができるようになります。
Redmineでチケットの内容を編集する際、編集してはプレビューして、また編集してはプレビューして…を繰り返す手間が、これらのパッケージを入れておけばAtomで内容をリアルタイムプレビューしながら編集→チケットにコピペ、という具合にちょっと楽できるようになります。
pigments
カラーコードが表す色をAtom上で視覚的に表示してくれます。
color-picker
名前の通り、Atom上でカラーピッカーが使えるようになります。
直感的にカラーコードを選べるようになり、現在のカラーコードとの差分を見ることもできるので非常に便利です。
punchclock
Atom上で時間記録(ストップウォッチのようなこと)ができるようになります。
この作業にどれぐらい時間がかかったか、というのが手元ですぐに計測できるので地味に便利です。
2017/12/15追記
opened-files
現在開いているファイル一覧をツリービューの上部に表示してくれます。
ファイルを大量に開いているとタブを見ただけではどのファイルを開いているかがわからなくなってくるので、このパッケージを入れたら地味に便利になりました!
Sublime Textだと標準でこんな機能があるんですね。(知りませんでした)
おわりに
ここで紹介したもの以外にも、便利なパッケージはまだまだたくさんあります。
「もっともっと便利なパッケージを知りたい!」という方は、以下の記事も見てみるとよいかと思います。
おまけ
Atomのapm star
を使用することで、githubアカウントに紐付けてパッケージを管理することができ、複数のマシンで使用するパッケージを同期することができます。
この記事では詳細には触れませんので、興味のある方は以下の記事を御覧ください。