Python とは
Pythonは30年以上の歴史を持ちながら、今だに国内外で高い人気を誇っている言語。
汎用性が高く、主に以下のような用途に使われる。
- AI(人工知能)・機械学習の開発
- Webアプリの開発
- 組み込みシステム開発(電子機器の制御プログラム)
- スクレイピング(Webデータの抽出)
- IoTの開発
先端技術の開発で人気が高いく、AIや機械学習、電子機器をインターネットに接続する 「IoT」 の分野の開発でもPythonが使われる。
Pythonの特徴
- 初学者でも比較的簡単に習得できる
- 求人数が多く需要が高い
- 優れたライブラリが豊富にある
1. 初学者でも比較的簡単に習得できる
Pythonの文法はシンプルで記述量が少なく理解しやすい。
Pythonの場合
for i inrange(0,5,1):
print(i)
C言語の場合
int main(void)
{
int i=0;
for(i=0; i<5; i++){
printf("%d\n",i);
}
return 0;
}
2. 求人数が多く需要が高い
Pythonの求人数は多く、正社員、フリーランス共に引く手あまた。
リモート案件も多数。
3. 優れたフレームワークやライブラリが豊富にある
代表的なフレームワーク
- Django :小規模アプリから大規模アプリまで、どんなアプリでも作りやすい機能が豊富。
- Bottle :シンプルで手軽に開発ができる。
- Flask :軽量で開発しやすい。
代表的なライブラリ
- scikit-learn :機械学習全般のアルゴリズムを簡単に実装できる
- TensorFlow:深層学習(ディープラーニング)のアルゴリズムを簡単に実装できる
Pythonでできること
- Webアプリの開発
- AIや機械学習の開発
1. Webアプリの開発
Webアプリ開発における、バックエンドとして使われる。
2. AIや機械学習の開発
PythonはAIや機械学習の 「モデル」 を構築するときに使われる言語。
モデルとは、与えられた入力データから、何らかの結論を出力するプログラムのこと。
たとえば顔認証のモデルは、入力された顔の画像から特徴的な部分を探したり、これまでの顔パターンと照らし合わせたりする。
このとき、画像処理や統計分析といった高度な処理をプログラムで行う必要がある。こうした処理をモデル内で実現するときに、Pythonの優れたライブラリが役に立つ。
また、モデルを構築する前段階でもデータ分析が欠かせず、すっきりしたコードが書けるPythonは、効率的にデータ分析する上でも有用だと言える。
まとめ
- Pythonは、Webアプリ開発やAIをはじめとする幅広い開発分野で使われるプログラミング言語
- Pythonの特徴
- 初学者でも比較的簡単に習得できる
- 求人数が多く需要が高い
- 優れたライブラリが豊富にある
- Pythonで実現できること
- Webアプリの開発
- AIや機械学習の開発