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【Cursor × kintoneMCP】AIエージェント丸投げで会話だけでアプリ開発

Last updated at Posted at 2025-06-11

自己紹介

こんにちは👋

最近 Crossfit にハマって毎日筋肉痛と戦ってるんですが、周りのライバルに負けて、サッカー現役時代の悔しい思いがフラッシュバックしている @よしき です😭

「くそー、もっと強くなってやる!」という気持ちを今度は開発に向けてみました。
Cursor & kintone-mcp-server を触ってみたら面白かったので記事にしてみます!

これ、魔法じゃない?

「交通費精算のフィールド追加して」
「はい、わかりました」
「ER図も作って」
「承知いたしました」

...なんじゃこりゃ!!😱

kintone MCP サーバーを使ったら、普通に会話するだけでkintoneアプリ開発ができるようになりました。Web画面をポチポチする時代は終わったのかもしれません。

というわけで、今回はAIとタッグを組んでkintone開発してみたリアルな体験談をお届けします!🥊

🎯 今回やったこと

  • 交通費精算アプリをAIに触らせてみた
  • 「レイアウト変えて」って言ったら本当に変わった
  • 5つのアプリの関係性をER図にしてもらった
  • 途中でAIと喧嘩した(色の話で)

🛠️ 設定方法

①kintone-mcp-serverの事前準備

②CursorでMCP設定

1. Cursor設定画面を開く

  1. Cursorを起動
  2. Cmd+Shift+Pでコマンドパレットを開く
  3. 「Open MCP Settings」 と入力して選択
  4. 「New MCP Server」 をクリック

または:

  1. Cmd+Shift+JでCursor Settingsを開く
  2. 左側のメニューから「MCP Tools」を選択

2. 設定ファイルを編集

開いたJSONファイルに以下を追加します:

{
  "mcpServers": {
    "kintone": {
      "command": "node",
      "env": {
        "KINTONE_DOMAIN": "[あなたが使用するサブドメイン].cybozu.com",
        "KINTONE_USERNAME": "MCP接続で使用するkintoneユーザー名",
        "KINTONE_PASSWORD": "kintoneユーザーのパスワード(平文)"
      },
      "args": [
        "[kintone-mcp-serverを配置したパス]/server.js"
      ]
    }
  }
}

3. Cursorを再起動

設定を保存したら、Cursorを再起動してください。

第1章:「交通費精算アプリ、見つけて」→ 3秒で発見

:「交通費精算関係のアプリある?」

AI:「はい、見つけました!」

え、もう見つかった?😲

アプリ名:交通費精算申請
フィールド:申請者、利用年月、交通費一覧、備考

こんな感じで一瞬で教えてくれました。しかも、「サンプルレコード作りますか?」とか提案してくる。

:「じゃあ東京出張の例で作って」

AI:「承知いたしました」

そして本当にサンプルデータが出来上がる...

日付 出発地 到着地 交通手段 金額
2024-01-15 新宿駅 東京駅 JR 200円
2024-01-15 東京駅 品川駅 JR 160円

合計:1,120円(往復含む)

これ、普通だったらkintoneへログインしてポータル画面からアプリを検索して、レコード一覧画面を開いて、レコード追加画面で入力して...

という作業が会話だけで完了しました。

第2章:「レイアウト変えて」

:「備考フィールドを利用年月と申請者の間に移動して」

AI:「レイアウトを更新してデプロイします」

え、デプロイまでやってくれるの?!😳

しかも進捗報告までしてくる:

  • リビジョン42で更新
  • デプロイ実行中...
  • デプロイ完了✅

変更内容も教えてくれる!
スクリーンショット 2025-06-10 22.27.14.png

数秒後、kintoneにアクセス

本当にレイアウトが変わってる!!

Before After

これまでだったら:

  1. アプリ設定画面を開く
  2. フィールドをドラッグ&ドロップ
  3. 保存
  4. アプリを更新

このステップが 「レイアウト変えて」の一言で完了。これはヤバい。

第3章:「案件管理のER図作って」→ AIとデザイン論争勃発

:「案件管理関連のアプリでER図作れる?」

AI:「関連アプリを調査いたします」

そして出てきた結果:
スクリーンショット 2025-06-10 22.44.46.png

「おお、確かにこの5つが連携してるな」

AIは数分でアプリ間の関係性を分析して、きれいなER図を作成。

でも、ここから事件が...

:「もっと見やすくして」
AI:「カラーテーマを適用します」
:「文字色が背景と同化して見にくい」
AI:「申し訳ございません、調整いたします」
:「文字が読みにくいから濃い色にして」
AI:「高コントラスト版を作成いたします」

こんな感じで、AIとデザインについて真剣に議論することになりました😅

🤔 これって何がすごいの?

1. 学習コストゼロ

kintone APIの仕様を覚える必要なし。普通に話すだけ。

2. 爆速開発

「○○して」と言えば、調査→実装→デプロイまで全自動。

3. ミスが少ない

人間だったら「あ、デプロイ忘れた」とかやりがち。AIは手順を守る。

4. ドキュメント不要

「どのフィールドがあるか教えて」と聞けば即答。

😱 作業時間

今回の作業、従来なら:

  • サンプルデータ作成:7分
  • レイアウト変更:3分
  • ER図作成:1時間

合計1時間10分

AIとの会話では:

  • 全部で約10分

時間短縮率:約86% 🚀

🚨 注意点

AIも完璧じゃない

  • 図の色のセンスは微妙(主観ですが😅)
  • たまに「それできません」と言われる

とはいえ、メリットの方がある

  • 上手くいかなくても「別のアプローチでお願い」で即解決
  • 24時間対応
  • 疲れない、文句言わない(重要)

まとめ

これからは単純作業に時間を取られず、「どんなアプリにしたいか」の設計に集中できるんだなぁと実感しました。
興味が湧いたら、ぜひ触ってみてください!!

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