Windows→WSL2はlocalhostでも参照できるようによしなにしてくれてますが、
その逆は情報が見つからなかったので残しておきます。
コマンド
ip route | grep 'default via' | grep -Eo '[0-9]{1,3}\.[0-9]{1,3}\.[0-9]{1,3}\.[0-9]{1,3}'
解説
WSL2のデフォルトルートとして設定されているアドレスは、
Windows側に出現する仮想アダプタの"vEthernet (WSL)"のアドレスと同一であるのを利用しています。
Windowsにてipconfigをしてみるとこんな感じ。
イーサネット アダプター vEthernet (WSL):
接続固有の DNS サフィックス . . . . .:
IPv4 アドレス . . . . . . . . . . . .: 172.17.64.1
サブネット マスク . . . . . . . . . .: 255.255.240.0
デフォルト ゲートウェイ . . . . . . .:
WSL2からip routeするとこんな感じ。
$ ip route
default via 172.17.64.1 dev eth0
172.17.64.0/20 dev eth0 proto kernel scope link src 172.17.73.12
VcXsrvとかと組み合わせてGUIアプリを立ち上げる時に便利なテクニックになると思います。
# .bashrcとかに書いておくともっとらくちん
export DISPLAY=`ip route | grep 'default via' | grep -Eo '[0-9]{1,3}\.[0-9]{1,3}\.[0-9]{1,3}\.[0-9]{1,3}'`:0
余談
WSL2からでもlocalhostで見えるといいなあ…