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RailsのCurrentAttributesをより有害にするGemを作ってみた

Last updated at Posted at 2022-11-29

なんでこんなGem作った?

こんにちは!合同会社イービルマーシャンズと合同会社Sampo Development代表のサンポです。
フィンランドから台湾経由で日本に来ました。
(このGemは一切Evil Martiansと関係ありません)

CurrentAttributesは有害と言われる時もありますが、より有害にできないか、という想いから今回のGem作りを始めました。

面白そうなので、もっと便利に使えるようにしました。

RubyGemsはここで、ソースはここで確認できます。

CurrentAttributesとは何か?

ActiveSupport::CurrentAttributesはRailsの便利機能の一つです。
グローバルで使える値を設定できるので、値を渡さないといけないことが少なくなります。
そしてリクエストごとに自動的にリセットされるので、データの漏洩も心配なし!(ほとんど心配なし, PumaやRailsにバグがある場合漏洩する可能性もあり、過去は実際にもあった)

簡単な使い方の例


# app/models/current.rb
# SuperCurrentだとこのファイル要らなくなります!
class Current < ActiveSupport::CurrentAttributes
  attribute :hoge
end

module HogeService
  extend self

  def hogehoge
    Current.hoge
  end
end

class HogeController
  def index
    Current.hoge = "hoge"
    render plain: HogeService.hogehoge
  end
end

これでHogeServiceにアーギュメント渡さなくてもちゃんとhogeという文字列がブラウザで表示されます。

class Currentを定義したくなかったらどうしたらいい?

Gemfilesuper_currentを追加したらいいです!

SuperCurrentとはなんですか?

どこでもCurrentが使えて、わざわざCurrentのテスト書かなくてもいいです!
とても便利ですね。

面倒くさいアトリビュートの指定もしなくてよくて、値をCurrentに指定すればいい!
PHPみたいでいいですね。(PHPもこれが今後使えなくなるみたいですが

Current.hello #=> エラー、NoMethodError
Current.respond_to?(:hello) #=> false
Current.hello = "hello"
Current.respond_to?(:hello) #=> true
Current.hello #=> "hello"

Current.hogeが定義されてなくてもエラーにならないようにしようかとも思いましたが、それは流石にやりすぎだと思ってここまでにしました。

今すぐ本番で使った方がいいですか?

使わない方がいいかと思います!
(こういうGemではない場合も、バージョン0.1のGemは本番で使いたくないかと思いますが)

コードが分かりにくくなると思います。使い方にもよりそうですが。
遊び程度、Proof of Conceptみたいなところであれば是非使ってください。

今後の展望は?

method_missingではなくてconfigでやったらいいかと思ってました。
両方の使い方ができるようにしてもいいかもしれない、と思ってました。
configなら定義される予定のアトリビュートを確認できる、といういい点もありますし。
(その反面、悪い点としては実際に指定しないといけない、というのがありますが)

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