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個人開発の無料Webツール集を1ヶ月運営した結果。ツール80個・ガイド記事45本・AdSense2連敗のリアル

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Last updated at Posted at 2026-04-29

ぱんだツールズ という無料Webツール集を個人開発している。PDF・画像・CSV・テキスト処理など、ブラウザだけで完結するツールを集めたサイトで、2026年3月末にローンチした。

ローンチからちょうど1ヶ月経ったので、Google Search Console(GSC)と Google Analytics 4(GA4)の数字を全部公開しつつ、この1ヶ月でやったことと学びをまとめる。

「個人開発のツールサイトを始めて1ヶ月でどのくらいの数字が出るのか」「AdSenseはどうなるのか」あたりに興味がある人向けの記事。

1ヶ月でどこまで来たか

ざっくりサマリ。

指標 数字
公開ツール数 約42 → 80超
ガイド記事数 0 → 45本
GSC合計クリック数(30日) 47
GSC合計表示回数(30日) 646
GSC平均CTR 7.3%
GSC平均掲載順位 16位
GA4 アクティブユーザー(30日) 約255
GA4 セッション数(30日) 約462
AdSense審査 2回不合格(6月まで再申請しない方針)

ツール数は1ヶ月で倍近く、ガイド記事はゼロから45本まで増やした。SEO流入はまだ立ち上がり始めたばかりで、AdSenseは2連敗中。以下、それぞれの数字を中身まで掘る。

数字で見る1ヶ月

Google Search Console

期間:2026/03/26〜04/25。

GSCサマリ:クリック47・表示646・CTR7.3%・平均掲載順位16

合計クリック47、表示回数646、CTR 7.3%、平均掲載順位16。1日あたりに均すとクリック約1.5回・表示約21回なので、絶対数としてはまだ少ない。

ただしグラフを見ると、4月後半(特に4/22以降)から表示回数とクリック数が急に立ち上がっているのがわかる。ピーク日は1日でクリック9回・表示75回。これは後述するガイド記事の大量投入とインデックス進行の影響だと思っている。

流入クエリ

GSC上位クエリ:パンダツール・文字コード確認・文字コード調べる・codexスラッシュコマンド・モザイクぼかし違い・csv to json

実際にクリックされたクエリは少ないが、ロングテールの兆しが出ている。

  • 「文字コード 確認」「文字コード 調べる」:CSV文字化けまわりの実用ニーズ。/tools/charset-detector(文字コード判定ツール)が拾っている
  • 「codex スラッシュコマンド」:開発者向けの /tools/ai-cli-commands(AI CLIチートシート)が拾っている
  • 「モザイク ぼかし 違い」「ぼかし モザイク 違い」:8表示で0クリック。違いを解説するガイド記事を書けば取れそうな見込みのあるクエリ
  • 「csv to json」:6表示で0クリック。これも /tools/csv-to-json でいける可能性がある

「パンダツール」(指名検索)が一番上に出ているが、これは自分や友人のテストアクセスが含まれるため、ブランド認知の指標としては当てにならない。実質的な流入は「文字コード」系・「codex」系のロングテールが中心。

流入ページ

GSC上位ページ:トップ・/tools/text・/tools/charset-detector・/tools/image-color-remove・/tools/ai-cli-commands

トップページが28クリック・77表示で頭一つ抜けている。次いで /tools/text(テキストツール一覧)、/tools/charset-detector/tools/image-color-remove あたり。

注目したいのは表示回数の方。

  • /tools/charset-detector:54表示・4クリック
  • /tools/ai-cli-commands:49表示・2クリック
  • /tools/date-calculator:44表示・1クリック

検索結果に出てはいるが、CTRが低い。タイトル・description・掲載順位のどこかに改善の余地がある。特に ai-cli-commands は表示49でクリック2なので、たぶん掲載順位が10位以下で埋もれている。

Google Analytics 4

過去30日間のサマリ。

GA4 国別ユーザー・人気ページ・セッションのメイン別

国別アクティブユーザー

  • 日本:231
  • アメリカ:15
  • サウジアラビア:3
  • 韓国:2
  • その他(オーストラリア・カナダ・ドイツ):各1

ほぼ日本(約9割)。日本語UIで日本語の文字コード問題に強いツール集なので、想定通りの分布。

人気ページ(表示回数)

  • ぱんだツールズトップ:508
  • 画像ツール一覧:46
  • 逆引き・早見表ツール(一覧):44
  • ツールガイド記事一覧:42
  • 開発者ツール一覧:34
  • HEIC→JPEG変換:32
  • このサイトについて:29

トップが508で圧倒的。これは「ぱんだツール」指名検索やXからの流入がトップに集まっているため。次点で画像ツール一覧・逆引き早見表・ガイド記事一覧などのカテゴリページが並ぶ。個別ツールでは HEIC→JPEG が一番強い。

セッションのメイン(流入元)

  • Direct:221
  • Organic Search:127
  • Referral:69
  • Organic Social:31
  • Unassigned:14

Direct が一番多いのは、Xのポストや手元のブックマーク経由の流入が混ざっているから。注目したいのは Organic Search が127まで伸びていること。1ヶ月で検索流入がここまで立ち上がっているのは、ガイド記事の大量投入とインデックス促進が効いていそう。

1ヶ月で何をやったか(時系列)

ざっくり4フェーズに分かれる。

Week 1〜2:ローンチ+SEO土台

  • ツールを順次追加(PDF系・画像系・CSV系の主要ツールから)
  • 独自ドメイン取得(sakutto-panda.com
  • Google Search Console 登録・サイトマップ送信
  • titleタグの統一・OGPメタタグ整備
  • パンくずリスト + BreadcrumbList JSON-LD 実装
  • カテゴリページ作成(/tools/pdf /tools/image /tools/csv ...)
  • 関連ツールリンク自動表示

ローンチ直後はSEO流入ゼロ・全アクセスがDirectだった。GSC登録は3/28、つまりインデックスが進み始めるのはここから。

Week 3:AdSense審査2連敗

3/28に1回目を申請して4/6に不合格、4/8に再申請して4/15に2回目も不合格。理由は2回ともまったく同じ「有用性の低いコンテンツ」。

1回目落選後にやった対策:

  • 全46ツールに「このツールについて」セクションを追加
  • 6カテゴリページに800〜1,500文字の解説文を追加
  • トップページにサイト説明文を追加
  • FAQを全ツール最低7〜8問まで増やす
  • og:image 追加・タイトル統一・canonical設定

これだけやって2回目も同じ理由で落ちた。詳細はこちら:

https://qiita.com/sakutto-panda/items/22d44783549150a31351
https://qiita.com/sakutto-panda/items/5ddc17acc4e11ed2311d

Week 4:方針転換とガイド記事の大量投入

2連敗を受けて、AdSenseに通すための小手先対策をやめた。

「ツールページにテキストを足す」のではなく、「独立した読み物としてのガイド記事を本気で書く」に切り替えた。/guides/ 配下にカテゴリ別のガイド記事セクションを新設し、2週間で45本まで増やした。

  • 文字コード・エンコーディング系(CSV文字化けはなぜ起きるか、Shift_JIS と UTF-8 の違い等)
  • 画像フォーマット系(HEIC→JPEG変換、画像圧縮、WebP 変換等)
  • PDF系(PDF圧縮の仕組み、結合・分割の方法)
  • セキュリティ系(SHA256・MD5の違い、EXIFとプライバシー)
  • 確定申告期向けガイド(CSV文字化け対処・帳簿管理・e-Tax)
  • 生成AI関連ガイド(Cursor/Claude Code/Copilot 比較、プロンプトエンジニアリング基礎 等)

並行してインフラ面も拡充:

  • Playwright E2Eテスト41件追加:未テストツール41本にE2Eを一気に書いた。Claude Code でほぼ自動生成
  • GA4導入:PR #133 で本番反映
  • タグフィルタ機能/tools 一覧にタグ別の絞り込みを追加
  • アフィリエイトリンク導入:もしもアフィリエイト経由の生成AI系案件をガイド記事に組み込み

1ヶ月でわかったこと

1. SEO流入の立ち上がりは想像より遅い、けど確実に来る

ローンチから3週間ほど、検索流入はほぼゼロだった。GSCにサイトマップを送信してもインデックスが進まず、Discover も拾われない。「このまま誰にも見つからないまま終わるのでは」と何度か思った。

ところが4/22あたりから、表示回数とクリック数が明確に増え始めた。1日あたり表示75回・クリック9回まで伸びた日もある。ガイド記事を一気に増やしたタイミングと一致しているので、コンテンツ量がインデックス側の評価を変えた可能性が高い。

個人開発のツールサイトでSEO流入を立ち上げたいなら、3〜4週間の「無風期間」を覚悟したうえで、その間にコンテンツを蓄積するしかない。

2. ツールサイトの AdSense は本当に厳しい

2回連続で「有用性の低いコンテンツ」を突きつけられて学んだのは、AdSense は 「ツールが動くこと」をコンテンツとして評価しない ということ。

ブラウザ完結のツールは、処理ロジックがすべてクライアントサイドJSで動く。Googleのクローラーが見るのはHTMLだけで、ツールの実装品質は審査に反映されない。FAQを増やしても「ツールページの付属テキスト」扱いで、独立したコンテンツとは見てもらえない。

これに気づいてから、AdSense対策ではなく「サイトとしてのコンテンツを本気で作る」方向に切り替えた。

3. ガイド記事は AdSense 対策ではなく、SEO 戦略として正解だった

ガイド記事を45本書いてみて気づいたのは、これは AdSense 対策というより SEO 戦略として強いということ。

GSCのデータを見ると、ロングテールキーワードでの表示回数が明確に増えている。「文字コード 確認」「モザイク ぼかし 違い」「csv to json」のようなクエリは、ツールページ単体では拾えなかった流入をガイド記事が引き寄せている。

ガイド記事 → ツールページへの内部導線も貼っているので、検索からの流入がそのままツール利用につながる。AdSenseに通らなくても、この施策自体に価値がある。

4. Direct 流入が多いうちは「自分発信」がボトルネック

GA4のセッション内訳で Direct が221(全体の約半分)を占めているのは、X・Zenn・Qiita 経由の流入と手元のブックマークが集まっているから。

これは「自分が発信した分しか伸びない」状態を意味する。発信を止めると流入も止まる。長期的には Organic Search の比率を上げないと安定しない、というのが今のフェーズの課題。

幸い、Organic Search は1ヶ月で127セッションまで来たので、傾向としては悪くない。

5. Claude Code でツール量産は再現可能だが、量産だけでは勝てない

ツール80超・ガイド記事45本という数字は、Claude Code を併走させたから書けた量だ。詳細はこちら:

ただ、AdSense2連敗で痛感したのは、量産はスタートラインで、勝負はコンテンツの質ということ。Google は「自動生成っぽいコンテンツ」に厳しい目を向けている。Claude Code を使っていても、最終的に「人間の専門知識・経験に基づいた内容になっているか」をきちんとレビューしないと、量だけ増えて評価されないサイトになる。

次の1ヶ月でやること

優先度高い順に。

  1. 100PV/日の安定化:今は日によってバラつきが大きい。ガイド記事の継続追加と、SEO流入CTRの改善で底上げする
  2. CTRが低いページの改善ai-cli-commands date-calculator charset-detector あたりはタイトル・description見直し
  3. 「モザイク ぼかし 違い」「csv to json」のような0クリック表示の刈り取り:ガイド記事や snippet を最適化して取りに行く
  4. 3回目AdSense申請の準備:6月末でサイト年齢3ヶ月、ガイド記事も既に45本超。あとはオーガニック流入を安定させてから申請する
  5. 既存ツールの改善:1ヶ月運営してみて、UX的に気になる箇所がいくつか見えてきた。新規追加より既存改善の比重を上げる

まとめ

1ヶ月運営した結果、数字としては「ようやく検索流入が立ち上がり始めた段階」だ。AdSenseは2連敗中で、収益はまだゼロ。それでも、

  • ツール42 → 80超
  • ガイド記事 0 → 45本
  • 検索流入クリック 0 → 47(30日合計)
  • セッション 約462(30日)

までは来た。

個人開発のツールサイトを始めようとしている人にとって、「1ヶ月でだいたいこのくらいの数字」という参考になれば。次は3ヶ月時点で同じフォーマットで振り返り記事を書くつもり。

ぱんだツールズ では PDF・画像・CSV・テキスト処理など80本超の無料ツールを公開中。全部ブラウザ完結・登録不要で使える。
https://sakutto-panda.com


この記事は Zenn にも同じ内容を投稿しています。

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