概要
- WSL(Windows Subsystem for Linux)でディストリビューションをインポート・エクスポートする手順メモ
- 実施環境:Windows 11
背景
- Microsoft Storeからインストールしたディストリビューションをベースに、利用目的に応じた個別の環境を構築しようと考えた
- 例えば、開発用環境とレビュー用環境を分けて、開発の途中でもレビューにすぐ対応できるようにするなど
- インストールしたディストリビューションをエクスポートしてファイル化し、それをインポートしてディストリビューション名を個別指定すれば可能
- 今回はAlmaLinux8の環境を作成
手順
1. ディストリビューションの一覧を確認
> wsl --list
Linux 用 Windows サブシステム ディストリビューション:
Ubuntu-20.04 (既定)
AlmaLinux-8
2. エクスポート
> wsl --export ディストリビューション名 書き出したいファイル名
- 例
> cd %HOMEPATH%
> mkdir %HOMEPATH%\wsl_export
> wsl --export AlmaLinux-8 %HOMEPATH%\wsl_export\alma_8.tar.gz
> dir wsl_export
2024/02/27 08:36 <DIR> .
2024/02/27 08:35 <DIR> ..
2024/02/27 08:36 269,455,360 alma_8.tar.gz
1 個のファイル 269,455,360 バイト
2 個のディレクトリ 378,183,249,920 バイトの空き領域
3. インポート
> wsl --import ディストリビューション名 インストール先パス 書き出したファイル名
- 例
> cd %HOMEPATH%
> mkdir wsl\alma_8_test
> wsl --import alma-8-test %HOMEPATH%\wsl\alma_8_test %HOMEPATH%\wsl_export\alma_8.tar.gz
インポート中です。この処理には数分かかることがあります。
この操作を正しく終了しました。
> wsl --list
Linux 用 Windows サブシステム ディストリビューション:
Ubuntu-20.04 (既定)
AlmaLinux-8
alma-8-test
- インポートしたディストリビューションの開き方は下記記事を参考
おわりに
- WSLの簡単に環境作れるスマートなところ好き!