はじめに
機械学習に興味があり、その入口としてPythonを覚えたいと思ったのが、私がPython学習を始めたきっかけです。
プログラミングに関しては、以前にPHPを1ヶ月ほどスクールで学んだ程度で、実務経験はありません。
Pythonに初めて触れたのは2024年の12月。そして2025年の3月、「Python3エンジニア認定 実践試験」を受験し、ギリギリではありましたが無事合格することができました。
今回は、2ヶ月半くらいで基礎試験に受かるくらいの知識を付けた後に、実践試験に向けてどのように学習したかを具体的に紹介していきます。
Python3エンジニア認定 実践試験の特徴
実務を意識した内容
→ 実際の業務でよく使われる標準ライブラリの活用力を問われる
出題範囲が明確
→ 「Python実践レシピ」から出題されるため、対策が取りやすい
選択式のオンライン試験
→ CBT(Computer Based Testing)形式で受験が可能
難易度は中級レベル
→ 初学者にとってはやや難しめだが、基礎がしっかりしていれば合格可能
時間制限あり
→ 細かい知識の記憶だけでなく、素早く正確に読む力も問われる
受けるメリット
スキルの客観的証明になる
→ 履歴書やポートフォリオに書ける、中級レベルのスキルを示す証明に
実務で使える知識が身につく
→ ファイル操作、正規表現など、業務で役立つ技術が中心
モチベーションの維持に役立つ
→ 明確なゴールがあることで、学習継続の原動力に
Pythonを学ぶ指針になる
→ 出題範囲に沿って学習することで、自然と実践的な知識が体系的に身につく
初心者からステップアップする第一歩に
→ 基礎試験から一歩進んだ内容で、応用への橋渡しになる
準備したもの
まずはリミットの設定が大事だと思い、勉強を始める前に試験の申し込みをしました。
試験日が決まっていることで、ダラダラせず短い期間に集中して学習することができます。
そして、実践試験の対策として購入したのが「Python実践レシピ」という書籍です。
この書籍の中から実際に出題されるため、試験を受ける上では購入が必須といっても過言ではありません。
各章から何問出るかは公式サイトで公開されています。
私が行った勉強方法
1. 「Python実践レシピ」を斜め読みする
まずは細かく読むのではなく、「どのようなモジュールが登場するのか」や「全体像」を把握するためにざっと読みました。
2. 模擬試験アプリの「初級」を受ける
Webで提供されている模擬試験アプリの「初級」を受験。
→ ExamApp https://python-basic.com/
このサイトは1問ごとに解答と解説が見られ、時間制限もないので、不正解やあやふやだった内容はノートにメモしながら進めました。
(この段階で正解率が80%以下であれば、基礎試験の復習をおすすめします。)
3. 次に「中級」を受ける
私の場合、初回の正解率は約30%で、かなり厳しいスタートでした。
4. 「中級」で不正解だったモジュールを「Python実践レシピ」で確認
実践レシピの該当ページを読み、使い方や構文を改めて確認しました。
模擬の解説を見てから実践レシピを読むことで、レシピに書かれている内容が理解しやすくなりました。
5. 再度「中級」を受ける
ここでは正解率が70%程度まで向上。理解が深まっていることを実感できました。
6. 「上級」を受ける
さらに難易度が上がります。ここでも不正解だったモジュールを徹底的に「Python実践レシピ」で確認。
7. もう一度「上級」を受ける
ここで安定して70%以上のスコアを取れるようになりました。
8. 復習として「初級」「中級」「上級」を1回ずつ受験
各レベルの内容を再確認し、知識の抜けがないようにチェックしました。
9. 模擬試験を受ける
次に公式サイトでも紹介されているサイトで模擬試験を受けます。
→ https://diver.diveintocode.jp/dive_into_exam/36
会員登録は必要ですが、点数が記録されていき、前回から点数が上がっているのか確認ができます。
ここからはひたすら反復練習。模擬試験 → 実践レシピで復習、を繰り返しました。
最終的に模擬試験 正解率95%まで上がり、これなら何とか受かるかも?と思いながら試験を受け、Pythonを始めて4ヶ月でPython3エンジニア認定 実践試験を合格することができました。
まとめ
「Python3エンジニア認定 実践試験」は、しっかりと対策を取れば、実務経験がなくても合格可能です。
私のように、基本的な知識を身につけてから約1ヶ月半の集中学習で十分合格を目指せます。
ポイントは「Python実践レシピ」と模擬試験アプリをフル活用し、苦手なモジュールを重点的に潰していくこと。
(ちなみに私は初回625点で、2週間後に再チャレンジして2回目で合格しました)
これから受験を目指す方の参考になれば幸いです。