4日目を担当させていただきます @sakebook です。
Androidアプリ開発において、Googleの影響力は絶大です。そんなGoogleがストアにアプリをいくつ公開しているかご存知でしょうか?
自分の環境で見たところ、100件以上のアプリが公開されています。
現状のAndroidでどんなことができるのか?自分では思いついていないようなことや、できないと思っていたことでもできたりするかもしれません。
どんなことが実際にできているのか、ストアに公開されているアプリを例に学びます。
Google Inc.
Expeditions
VRコンテンツを、引率役のガイドと、引率される探索ユーザのグループで同時に体験することができるアプリです。ベストイノベーティブアプリ部門にノミネートされています。
コンテンツ自体はAndroidで作るものではないですが、Expeditionsアプリと連携することでこのような体験ができるようになります。
コンテンツを作成、イベントなどで利用したい方はこちらのフォームから申請できるようです。
Android TV Remote Control
スマホを、Android TVのリモコンにできるアプリです。利用されているライブラリを見ると、 google-tv-pairing-protocol-jar
というものが使われています。
映像をAndroid TVにキャストするだけでなく、入力に関しても開発者でカスタムできるようです。
google-tv-pairing-protocol-jar
のソースコードは公開されていますが、一部C言語で書かれています。
フォトスキャン - Googleフォト提供アプリ
印刷されている写真をスマホのカメラでスキャンして保存できるアプリです。
Googleフォトと連携しているのでどの部分で使われているかわかりませんが、利用されているライブラリにTensorFlowが含まれていました。
Google サンタを追いかけよう
クリスマスにサンタがプレゼントを配る様子を見る事ができるアプリです。クリスマスまでは、サンタについて学んだりゲームをすることもできます。
こちらはソースコードが公開されているのですが、ストア版とは若干異なります。
Mobile, TV, Wearと対応しており、ゲームは別モジュールにしてあるなど、マルチプロジェクトの見本になるコードになっています。
Marketing @ Google
こちらはGoogle Inc.のアプリではないですが、Googleのリポジトリにあったので紹介します。
サイエンス ジャーナル
センサーを使って光や音を測定し、データをグラフにしたり、実験を記録したり、疑問やアイデアをまとめたりすることができるアプリです。
こちらもソースコートが公開されています。
Protocol Buffersが使われています。初めて見ました。
Android Experiments
ストアに公開されていないものもありますが、こちらも魅力的です。
創造性の高い実験的なプロジェクト (Experiment) をオープンソースとして 1か所にまとめることで、誰もがそれを見て仕組みを理解し、自分でも何か作ってみようと思えるような場
となっています。
各Experiment 全てソースコードが公開 されています。自身で登録依頼を出すこともできます。
本筋とは異なりますが、ExperimentのChrome版とAI版、Art & Culture版もあり、どれも目を引くものばかりです。
記事上にソースコードが登場しないですが、以上です。