AWSのストレージサービスを学ぶに当たり最低限、理解しておきたい用語をまとめました。
HDD(Hard Disk Drive)
- データやプログラムを記録したり、読み出したりする補助記憶装置。
- 補助記憶装置とは、記憶装置の一つ。
- CPUが直接アクセスする主記憶装置以外の記憶装置を指す。
- 主記憶装置の容量不足を補う。
- データやプログラムを長期間保存する。
- ストレージとも呼ばれる。
- 機会的な駆動部分が多く、構造的に衝撃に弱い。
- 消費電力が大きい。
SSD(Solid State Drive)
- HDDと同様、補助記憶装置。
- フラッシュメモリを記憶媒体として内臓する。
- 機械的な駆動部分が少なく、構造的に衝撃に強い。
- 消費電力が小さい。
- 読み書きが高速。
- HDDに比べてビットあたりの単価が高い。
ファイルストレージ
- ディレクトリ形式で階層的にデータを保存するストレージ形式。
- ファイルレベルまたはファイルベース・ストレージとも呼ばれる。
- 一意のパスを用いて階層を辿る形で、データへアクセスする。
- 大規模なデータ利用や構造化できないデータの管理には不向き。
- データ容量の増加に伴い、ハードウェアマシンへのリソース要求が大きくなる。
- ファイル名、作成日、サイズ、データの種類など最低限のメタデータしか付与することができない。
ブロックストレージ
- 記録領域をボリュームという単位で分割して、その内部を固定長のブロックに切り出してデータを保存するストレージ形式。
- 各ブロックには一意のIDが付与される。
- 保存するデータがブロックのサイズを越える際には複数のブロックにまたがってデータが保存される。(ブロックが連続する必要はない)
- 読み込むデータへのパスの複数指定が可能であり、階層構造を必要としないため高速なアクセスを行うことができる。
- 価格が高価で、メタデータを付与することができない。
オブジェクトストレージ
- データをフラットなアドレス空間にオブジェクトとして保存するストレージ形式。
- オブジェクトベース・ストレージとも呼ばれる。
- カスタマイズ可能なメタデータをもとにしたデータのグループ分けが可能。
- インデックスの作成が容易に行える。
- 仮想化の技術を用いて物理的に離れた複数のサーバーを並列化して、一つのストレージプールとする分散ファイルストレージ形式での構成が可能。
- オブジェクトの更新ができない。
- オブジェクトストレージAPIを使用する必要がある。
参考
ファイルストレージ、ブロックストレージ、オブジェクトストレージの比較
オブジェクトストレージ、ファイルストレージ、ブロックストレージの違いとは?|用語集|SBクラウド株式会社 - SBクラウド株式会社