Playdate SDKで作ったゲームを実機に転送する

前回の記事はこちらです。

SIDELOADを使う

ゲームファイルをPlaydate実機にアップするには、playdate公式サイトにあるSIDELOADという機能を利用します。
SIDELOADに制作したゲームファイルをアップロードすることで、Wifiを経由して実機にアップロードすることができます。

SIDELOADにアップするための準備

前回Playdate Similator向けにビルドしましたが、sourceフォルダと同階層にpdxファイルが生成されています。

このpdxファイルがゲームデータになるのですが、SIDELOADにアップするにはpdxinfoに必要なメタ情報を記述する必要があります。
まずはpdxinfoを生成しましょう。
Novaの左側のファイルパネルから新規ファイルでpdxinfoというファイルを作成します。

myProjectName/
    myProjectName.pdx  ← ビルドすると生成される
    source/
        pdxinfo  ← 追加
        main.lua
        Images/
            playerImage.png
            background.png

pdxinfoに設定できるメタ情報は様々ありますが、ここでは最低限必要な name と bundleID を記述します。
以下情報は各々任意の文字列を記述してください。

name=myProjectName
bundleID=com.sadakitchen.myProjectName

記述完了後、Novaのタイトルバーの緑色アイコンボタンを押し、ビルドします。
前述のpdxinfoの記述だと、myProjectName.pdxがsourceフォルダと同階層に生成されます。

SIDELOADにアップ

Playdateにサインインし、アカウントのタブメニューからSIDELOADを選択します。
Choose a fileから先程ビルドしたmyProjectName.pdxをzip形式に圧縮してからアップロードします。

Playdate実機のバッテリーがある状態でしばらく待つか、settings>GamesよりMY GAMESの中にあるアップロードしたゲームのファイル名を選択してinstallをすることでゲームをインストールすることができます。

次回は描画周りを解説してみます。