はじめに
QAエンジニアの @s_yk です。LITALICOワークス(就労移行支援事業所)の業務支援システムである、HARVESTの品質保証を担当しています。
先日、LITALICOワークスの支援現場を見学させていただく機会があり、その感想や気づきをまとめたいと思います。
支援現場見学を企画してくださった @michiokay さんの記事はこちらです。
企画ありがとうございました!
プロダクトチームが支援現場を見学してみたら
前提
LITALICOのQAチームでは、ユーザーストーリーをベースにしたリスクの分析や、検証項目の洗い出しを行っています。
ユーザーストーリーを用いたLITALICOのQA活動については、
@kazuis さんの記事で紹介されています!
SaaSプロダクトでのユーザーストーリーを活用したQAプロセスのトリセツ
機能の概要や大枠の目的は、詳しいメンバーから説明を受けたり社内資料を調べたりしながら把握できるものの、改めてユーザーストーリーに落とし込もうとするとユーザーの業務をもっと知りたいなと感じることがあります。
「実際にこの機能を使うのはこういう役割の方かな」「この機能は支援の中でこんなふうに使われるのかな」など想像しながらユーザーストーリーを書き起こしていく中で、実際の業務を見て解像度を上げたい!と思っていたため、今回の支援現場見学の機会はとてもありがたかったです。
事前準備
見学前には以下の準備を行いました。
見学の申し込み
支援現場の負担にならないよう、見学に参加できる人数は各回ごとに決められています。2回目の抽選で無事に参加できることになりました。
質問の収集
見学の中ではスタッフの方への質疑応答の時間も設けられています。チーム内で見学に行くのは私が最初だったこともあり、チームメンバーからも質問事項を出してもらいました。
見学先の理解
普段のQA業務でもLITALICOワークスについて調べる機会はありますが、ついシステムを前提に考えてしまう、知識に偏りがある等の課題がありました。LITALICOワークスのHPやパンフレットを読み返すなど、支援現場見学を前提にLITALICOワークスの情報を改めてキャッチアップしました。
見学の感想・気づき
支援業務の解像度
プログラムの見学や質疑応答を通して、今まで想像で補っていた部分がかなりクリアになりました。質問にはとても丁寧にご回答いただき、QA業務に活かせる情報をチーム内に持ち帰ることができました。
また、事業所の環境や設備、雰囲気は行ってみて初めて感じることができたように思います。
気づきとしては、私自身は企業内で障がいを持つ社員のサポートを行っていた経験があるため、そのときのことも思い出しながらQA業務を行ってきましたが、場合によってはそれがバイアスになっていることを認識できました。
QA業務へのモチベーション
実際にシステムを使っている方やその場面を知ることで、支援業務をよりよくする一助になりたいと改めて感じることができました。まだまだ自身の知識・経験の不足を感じる場面が多々ありますが、より一層前向きな気持ちで取り組んでいけそうです。
また、直接支援に携わる方々とお話できたことで、理想とする支援を一緒に実現したいという思いが強くなりました。
まとめ
支援現場見学の企画・運営に携わってくださった皆様、見学を受け入れてくださった事業所の皆様、本当にありがとうございました!
今回の見学で感じたこと・学んだことをユーザーストーリーの作成をはじめとしたQA業務に活かしていき、利用時の品質を高められるよう努めていきたいと思います。