1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Amazon Q Developerにコスト最適化支援してもらった。

Posted at

はじめに

最近追えていなかったAmazon Q Developerの最新の状況を纏めてみます。

以前書いた記事は以下でした。もう半年以上前ですね。

更新を追ってみる。

What’s NewのサイトからAmazon Q Developerの更新を追ってみました。

日付 アップデート内容
2024/04/30 Amazon Q Developer の一般提供開始
2024/04/30 AWS Glue 向け Amazon Q データ開発者向け新機能対応
2024/04/30 Amazon Q 向け AWS IAM アイデンティティセンター設定のサブスクリプション管理を提供開始
2024/04/30 Amazon CodeCatalyst で Amazon Q により管理された調査機能とサイトクログ配分システム公開
2024/04/30 Amazon CodeCatalyst 内での JetBrains IDE インライン拡張 (SSO) サポート機能
2024/06/05 Amazon Q Developer の一般提供機能
2024/06/05 AWS 管理者向け基盤 AI アシスタント Amazon Q の一般提供機能、ソフトウェア開発のための生産性向上とサポート管理運営
2024/06/05 Amazon Q のマネジメントコンソールでの監査ログ、エラーとアイデンティティセンター AWS アプリケーションのためのPICE ベースの調査支援
2024/06/06 Amazon CodeCatalyst で GitLab.com のリソースコードセキュリティリサーチ機能発表
2024/06/19 CodeCatalyst で Amazon Q Developer を使用したテンプレート実装最適化
2024/06/19 Amazon Q 管理者向け、管理機能とクォータ管理配分新機能の運用管理
2024/06/26 Visual Studio IDE で Amazon Q Developer の一般提供 (GA)
2024/07/01 Amazon Q Developer で運用コードセカンダリ、IDE でチャット機能受託(プレビュー)
2024/07/11 Amazon Q Developer で SageMaker Studio での一般提供 (GA)
2024/07/31 Amazon Q Developer で AWS リソースについてのチャット機能の運用調査機能
2024/09/05 Q Developer チャットによる IDE ワークスペースメソッドテキスト認識機能
2024/09/11 AWS IAM アイデンティティセンター Amazon Q Developer 新規接続により XQ 日間セッション時間機能強化
2024/09/17 Amazon Redshift で Amazon Q 基盤 SQL の一般提供機能
2024/09/19 Q Developer の発表 H1 ガイダンス機能の提供
2024/09/30 コード生成のための Compose to Code の一般提供機能
2024/10/01 AWS CloudShell で Amazon Q CLI サポート機能
2024/10/02 AWS AppConfig スコープ拡張 Code-OSS (VS Code-Open Source) ベースの新しいコードエディタ提供
2024/10/07 Amazon Q Developer チャットがカスタマイズシステム会話機能をサポート、インラインチャットサポート発表
2024/10/09 Amazon Q Developer Pro ティアで運用調査機能を発表、トラブルシューティングを効率化
2024/10/10 Datadog と AWS 向け Amazon Q Developer プラグイン統合の提供
2024/10/11 AWS マネジメントコンソールでの Amazon Q Developer 運用調査のサービスでドキュメントとリソース提供
2024/10/16 Amazon Q Developer での運用調査とエラー AWS CloudFormation のトラブルシューティング支援提供
2024/10/16 Amazon Redshift クエリエディタでの Amazon Q 統合 SQL 作成作業支援 AWS リージョンの拡張
2024/10/17 AWS Systems Manager での Amazon Q Developer による管理運用機能
2024/11/25 Amazon Q Java 変換機能のアップグレードとライブラリのアップグレード機能強化
2024/11/25 Amazon Q Developer で運用調査を発表(プレビュー)
2024/11/25 Amazon Q Developer Pro ティアで新しいユーザーアクティビティダッシュボードと機能の発表
2024/11/25 Amazon Q Developer で Oracle JDK と PostgreSQL における運用調査機能
2024/11/25 Amazon Q Developer でネットワークのカスタマイズ機能の一般提供
2024/11/25 AWS Marketplace で Amazon Q アプリケーションリソースセットを発表
2024/11/26 Amazon Q Developer でコンソールコンテキストを活用したパーソナライゼーション機能
2024/11/27 Eclipse IDE 向け Amazon Q Developer プラグインの公開(プレビュー)
2024/11/28 VMware 向け Amazon Q Developer 移行機能の発表
2024/12/03 Amazon Q Developer でコード内ドキュメント生成機能
2024/12/03 Amazon Q Developer で運用調査機能を発表(プレビュー)
2024/12/03 Amazon Q Developer が Java アップグレード変換 CLI(パブリックプレビュー)を発表
2024/12/04 GitLab Duo with Amazon Q(プレビュー)の提供
2024/12/04 Amazon SageMaker Unified Studio(プレビュー)の提供
2024/12/13 Amazon Q Developer で SageMaker Canvas ユーザーが ML 開発をガイド可能に
2025/01/09 Amazon Q Developer が、Amazon SageMaker コードエディタ IDE で利用可能に
2025/01/16 CloudZero 用の Amazon Q Developer プラグインの一般提供を開始
2025/01/31 Amazon Q Developer Pro 料金階層に自動のユーザーオンボーディングメールを追加
2025/02/01 Amazon Q Developer エージェントがビルドとテストを実行して、生成されたコードをリアルタイムで検証するように
2025/02/05 Amazon Q Developer がすべての AWS 商用リージョンで AWS コンソールのエラーのトラブルシューティングを行うようになりました
2025/02/14 Amazon Q 生成 SQL が新たなリージョンで利用可能に
2025/02/15 Amazon Q Developer が Java 21 へのアップグレードをサポート
2025/02/27 AWS Chatbot を Amazon Q Developer に名称変更
2025/03/01 Amazon SageMaker Canvas で Amazon Q Developer の一般提供が開始
2025/03/07 Amazon Q Developer、コマンドライン内の新しい CLI エージェントを発表
2025/03/14 Amazon SageMaker Unified Studio が一般提供開始
2025/03/25 AWS は、Amazon Q Business の Slack および Teams との統合の新たなアップグレードを発表
2025/03/26 Amazon DataZone がさらに 2 つの商用リージョンで利用可能に
2025/04/01 Amazon OpenSearch Service で Amazon Q Developer の一般提供が開始
2025/04/03 IAM アイデンティティセンターが Microsoft AD ユーザーのセッション管理と TIP 管理の機能を強化
2025/04/03 Amazon SageMaker が 9 種類のビジュアル ETL 変換を追加
2025/04/10 Amazon Q Developer が IDE と CLI における多言語サポートを拡大
2025/04/15 AWS 欧州(フランクフルト)リージョンで Amazon Q Developer の一般提供を開始
2025/04/17 GitLab Duo with Amazon Q の一般提供が開始
2025/04/22 Amazon Q Developer が機能開発用の最先端のエージェントをリリース
2025/04/26 Amazon Q Developer の運用調査(プレビュー)が、他のリージョンでも利用可能に
2025/04/30 Amazon Q Developer CLI で Model Context Protocol (MCP) のサポートを開始
2025/05/02 Amazon Q Developer が IDE での新しいエージェントコーディングエクスペリエンスを発表
2025/05/02 Amazon Q Developer がチャットアプリケーションでの AWS Systems Manager のノードアクセス承認機能をサポート開始
2025/05/05 GitHub の Amazon Q Developer 統合(プレビュー)が利用可能に
2025/05/07 Amazon SageMaker が、ビジュアル ETL 変換と S3 Tables のサポートを追加
2025/05/09 Amazon SageMaker AI が、カスタムコードの提案とワークスペースコンテキストにより Amazon Q Developer を強化
2025/05/16 AWS Transform for VMware の一般提供を開始
2025/05/16 AWS Transform for .NET の一般提供を開始
2025/05/16 AWS Transform for mainframe の一般提供を開始
2025/05/16 Amazon SageMaker Catalog が S3 Tables のガバナンス機能をリリース
2025/06/03 AWS マネジメントコンソールとチャットアプリケーションにおける Amazon Q Developer チャットのエージェント機能の導入
2025/06/04 Amazon Q Developer がお客様の AWS コスト最適化の主携機能を導入

2024/04/30の一般提供から約80件近くの更新がありますね。
気になるところを少しずつ追いかけていきます〜。

コスト最適化の支援

まず気になった、2025/06/04のアップデートの以下の機能を見てみます。

Cost Explorerとの統合自体は去年から出来ているみたいで、今回はそこからコスト最適化の提案までしてくれるみたいです。

試してみる!

今回はAmazon QのCLIで試してみました。

アカウントの料金を調べて?

「アカウントの料金を調べて?」って聞いてみました。

最初プロファイルの指定をしていなくて失敗してましたが、きちんと指示すれば正しく動いてくれました。

🤖

hogeプロファイルを使用して、最近の料金情報を取得しました。以下が結果です:

2025年5月16日〜5月31日:
• 料金: 0.99 USD(確定値)

2025年6月1日〜6月16日:
• 料金: 1.60 USD(推定値)

合計すると、過去1ヶ月間(2025年5月16日〜6月16日)の使用料は約2.59 USDとなります。

より詳細な内訳を確認したい場合は、サービス別の料金を取得することもできます。
確認したい特定のサービスや期間がありますか?

コスト最適化の提案をして

次にコスト最適化の提案をお願いします。

最初にベストプラクティスみたいなものを教えてくれて、その後私のアカウントの状態に対応した提案をしましょうか?と提案してくるので、その通り提案してもらいます。

🤖

サービス別のコスト内訳を分析しました。以下に主要なコスト発生源と、それぞれに対する最適化提案をまとめます。

## 主要コスト発生源(2025年5月16日〜6月16日の合計)

1. Amazon Route 53: 約0.50 USD(6月分)
2. EC2 - Other: 約0.78 USD
3. AWS Secrets Manager: 約0.41 USD
4. AWS Cost Explorer: 約0.25 USD
5. Claude 3.5 Sonnet (Amazon Bedrock): 約0.26 USD
6. Amazon S3: 約0.10 USD
7. Amazon ECR: 約0.06 USD

## サービス別最適化提案

### 1. Amazon Route 53(最大のコスト源)
• **ホストゾーンの見直し**: 不要なホストゾーン(月額0.50 USD/ゾーン)を削除
• **クエリログ記録**: 必要ない場合は無効化
• **ヘルスチェック**: 不要なヘルスチェックを削除(月額0.50 USD/チェック)

### 2. EC2関連
• **Elastic IP**: 未使用のElastic IPを解放(アタッチされていないと時間課金)
• **EBSボリューム**: 未使用のボリュームを削除または必要最小限のサイズに縮小
• **スナップショット**: 古いスナップショットを定期的に削除

### 3. AWS Secrets Manager
• **シークレットの統合**: 複数のシークレットを1つにまとめる(シークレットごとに月額約0.40 USD)
• **不要なシークレットの削除**: 使用していないシークレットを特定して削除

### 4. AWS Cost Explorer
• **API呼び出し回数の最適化**: Cost Explorer APIの呼び出し回数を減らす(1,000リクエストあたり0.01 USD)
• **レポートのスケジュール設定**: 定期的なレポートを設定し、APIの直接呼び出しを減らす

### 5. Amazon Bedrock (Claude)
• **プロンプト最適化**: 入力トークン数を減らすようプロンプトを最適化
• **モデル選択**: 必要に応じてHaikuなど低コストモデルを使用

### 6. Amazon S3
• **ライフサイクルポリシー**: アクセス頻度の低いデータをS3 Glacier/Deep Archiveに移行
• **不要なデータの削除**: 古いログファイルや一時ファイルを定期的に削除

### 7. Amazon ECR
• **未使用イメージの削除**: 古いコンテナイメージを定期的に削除
• **イメージライフサイクルポリシー**: 自動削除ポリシーを設定

いい感じですね!

Route 53のヘルスチェックをなくすことはできる?

試しに、Route 53のヘルスチェックを消せるか聞いてみました。

🤖

現在、1つのヘルスチェック(ID: xxx)が設定されています。このヘルスチェックは CloudWatch メトリクスを監視するタイプで、
EventBridge Global Endpoint の高レイテンシーを監視しているようです。

このヘルスチェックを削除する前に、このヘルスチェックが何に使われているかを確認しましょう。
特に、DNSフェイルオーバーの設定に使われている可能性があります

おお、確かにEventBridgeの調査で作ったかも!

調査は続きます。

🤖

DNSレコードを確認しましたが、現在のヘルスチェック(ID: xxx)がどのDNSレコードにも関連付けられていないようです。
レコードの中に HealthCheckId が指定されているものがありません。

このヘルスチェックは EventBridge Global Endpoint の監視に使用されているようですが、
DNSフェイルオーバーには使われていないようです。
削除しても問題ないと思われますが、念のため、このヘルスチェックが他のAWSリソースと関連付けられていないか確認しましょう。

ヘルスチェックを削除するには、以下のコマンドを実行します。

ホストゾーンをチェックし、ヘルスチェックの利用状態も確認してくれます!
実際に削除前には削除してよいかを聞いてきます。

今回は問題なさそうなので削除します。

🤖

ヘルスチェックが正常に削除されました!これにより、月額約0.50 USDのコスト削減が見込めます。

ただし、このヘルスチェックは「EventBridgeGlobalEndpointHealthCheck-HighLatencyAlarm」という名前から、
EventBridge Global Endpoint の監視に使用されていた可能性があります。
もし EventBridge Global Endpoint を使用していて、そのレイテンシー監視が重要であれば、この機能が失われることになります。

もし EventBridge Global Endpoint を使用していて、その監視が必要であれば、以下のことを検討してください:

1. 新しいヘルスチェックを作成する
2. CloudWatch アラームのみを使用する(ヘルスチェックを使わない)

他に最適化したいコスト項目はありますか?
例えば、AWS Secrets Manager(月額約0.40 USD)や Cost Explorer(月額約0.25 USD)などについても検討できます

最後に作業のサマリや次のアクションの提案をしてくれますね!

最後に

まずは、コスト最適化を見てみました。自然言語を理解し、CLIを駆使して、AWSリソースを操作しているみたいですね。

ちょうど去年の今頃に会社のアカウントのコスト削減案を自力纏めていたりしましたが、今ならこの機能が有効活用できそうですね〜

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?