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React入門#5 〜stateの設定と取得と変更〜

Last updated at Posted at 2020-11-07

はじめに

タイトルについて記事にしました。
この記事で得る内容は以下の通りです。

・ stateの設定・取得・変更方法について

■ Reactに関する過去の記事はこちら
React入門#1 〜Reactの基礎知識〜
React入門#2 〜JSXについて〜
React入門#3 〜create-react-appの環境構築〜
React入門#4 〜コンポーネント間でデータの受け渡しと再利用をする〜

状態(state)とは

・ コンポーネントで管理する変数のことです。
・ Reactのコンポーネントだけで使うことができるstateを、Local stateといいます。
・ propsとして、親のコンポーネントから子コンポーネントに渡すことができます。

なぜstateを使うのか

SPA開発時に、ページをリロードせず、JavaScriptでDOM操作をせずに表示を切り替えられるためです。

■ 注意点
・ render( )内で値を変更してはいけないというルールがあります。
・ 値を変更する時は、setstate( )というメソッドを使って値を変更します。

■ なぜrender( )内で値を変更してはいけないのか
stateの変更をすると、Virtual DOMを書き換える(再レンダー)処理が行われます。
再レンダーされたメソッドに値を変更する処理があると、state変更→再レンダーの無限ループが起きてしまいます。ですので、setstate()メソッドでstateの変更を管理しています。

stateの設定方法

Class Componentが前提条件となります。(Functional Componentstateを持つことができません)
constructor()メソッドの中で宣言し、オブジェクト型で記述します。

src/Blog.jsx
class Blog extends React.Component {
    constructor(props) {
        super(props);
        this.state = {
            isPublished: false
        }
    }
    // 中略
}
export default Blog;

stateの取得

・ 同じコンポーネントの中なら、this.state.key名で取得することができます。
・ 子コンポーネントで参照したい場合は、propsとしてisPublishedの値を渡します。

src/Blog.jsx
render() {
    return (
        <Article
            title="Reactの基礎知識"
            isPublished={this.state.isPublished}
        />
    );
}

stateの変更

setstate()メソッドを使います。
・ 関数にラップするのが一般的です。

例えば、togglePublishedという関数を作り、その中でsetState()メソッドを使う感じです。
下の例では、setState()メソッドの中で、オブジェクト型を表す波括弧をつけて、isPublishedの真偽値を!で反転させています。

src/Blog.jsx
togglePublished = () => {
    this.setState({
        isPublished: !this.state.Published
    })
};

例えば、自身が運営するブログで、Reactの使い方というタイトルの記事を公開するかどうか切り替えるページがあったとします。

reactの使い方.png

Blog.jsx
import React from "react";
import Article from "./Article";

class Blog extends React.Component {
  constructor(props) {
    super(props);

    // Articleの公開状態を変更する為のstateで、初期状態は'false'で非公開の状態にします
    this.state = {
      isPublished: false,
    };
  }

  render() {
    return (
      <>
        // isPublishedという変数名で子コンポーネントに引き渡す✳︎中身は上のconstructorを参照している状態
        <Article title={"Reactの使い方"} isPublished={this.state.isPublished} />
      </>
    );
  }
}

チェック状態がchecked={props.isPublished}の値になっているので、公開状態のチェックボックスをクリックしても変わリません。

Article.jsx
import React from "react";

const Article = (props) => {
  return (
    <div>
      <h2>{props.title}</h2>
      <label htmlFor="check">公開状態:</label>
      <input type="checkbox" checked={props.isPublished} />
    </div>
  );
};

export default Article;

そこで公開状態を反転させる関数を作りますが、この関数は子コンポーネントでは参照できないので、引き渡す形をとります。

Blog.jsx
  // 公開状態を反転させる関数
  togglePublished = () => {
    this.setState({
      isPublished: !this.state.isPublished,
    });
  };

toggleというpropsにして、関数型で渡します。(toggleとして渡した時に、this.togglePublishedを呼び出します。)
こうする事で、再レンダーが起きて、無限ループしてしまうのを防ぎます。

Blog.jsx
<Article title={"Reactの使い方"} isPublished={this.state.isPublished} toggle={() => this.togglePublished()} />

こちらも、無限ループを防ぐ為、クリック後に関数型としてprops.toggleを呼び出します。

Article.jsx
<input type="checkbox" checked={props.isPublished} id="check" onClick={() => props.toggle()} />

これでチェックボックスをクリックすると、チェックが切り替わる様になります。

react.gif

エラー例

関数型以外で記述してみます。

Article.jsx
<input type="checkbox" checked={props.isPublished} id="check" onClick={props.toggle()} />

無限ループしてしまいますよ!と怒られてしまいます。

無限ループするぞ!.png

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