(エディタにaceを採用していてvimバインドが選択できるWebアプリならどこでもこの小技が使えると思います。)
安売りされていたiPad 9.7 2018を購入したので、これだけでいろいろ出来ないか模索中です。
昨今はクラウド開発環境も整ってきてるし余裕なんだろうなあと鷹をくくっていたのですが、いろいろ触ってみた結果わりとまだ茨の道でした。
SafariからクラウドIDEを触っているとどこもかしこもカーソルキーが使えないものばかりなのが深刻すぎます。
カーソルキーが使えないということは編集したい箇所までをBackspaceで消して戻らなければならないということで、正直やってられません。
タブレットなんだからタッチパネルで操作すれば…とも思いますが、コーディングしてると結構細かいのでめちゃめちゃしんどくなります。
VSCodeがブラウザで動くCoderがかなりいい感じに使えそうだったのでカーソルキーの代替にvim拡張を入れたのですが、vim拡張が入ったとたんに動作が激重になって使い物にならなくなりました。なんなんだ。
iPadでPaiza.IOを使う際の問題
Paiza.io
ブラウザ上でコードを書いてぱっと実行できるので簡単な検証をするときに便利なのですが、iPadから使おうと思うと例に漏れずカーソルキーが反応しません。また、Ctrl + 系のショートカットやESCキーも反応しません。
対処
Paiza.IOのエディタ部分はaceを使っているようで、vimバインドが選択できます。
これを使えばNormalモードでカーソル移動ができるのでカーソルキーが使えない問題を解決できます。
(ちなみにCtrl + 系のショートカットも使えない以上emacsバインドでは解決できません。)
ただし、ESCキーも使えないので一度Insertモードに入ったっきり二度と帰ってこれません。
これをaceに対してキーマップを追加することで対処します。
以降はjj
でNormalモードに戻れるのでカーソル操作ができます。
ここでうっかりInsertモードに入ってしまったら詰みです。あきらめましょう。
jjでなくとも構いませんが、特殊キーが使えない以上コーディングの邪魔にならないキーにする必要があります。
また、<ESC>
ではダメでした。<Esc>
です。ace特有?
なおCtrlが使えないためキーボードからコードの実行はできません。諦めてタッチしましょう。
ところで、クラウドIDEのPaizaCloudが公式にiPad対応な感じで書いてあったのですが私の環境ではvimモードがうまく使えませんでした。
PaizaCloudは普段から使っていて、iPadでもそれと同じ環境を使えるととても嬉しいので現在問い合わせ中です。