【初心者向け】Javaエンタープライズエディション(Jakarta EE)とは?わかりやすく解説
Javaには「標準的なアプリを作るための仕組み」がいくつか用意されています。その中でも、企業向けの大規模システム開発で使われるのが Javaエンタープライズエディション(現在は Jakarta EE と呼ばれます) です。
この記事では、初心者の方向けに「そもそも何なのか?」からやさしく解説します。
■ Javaエンタープライズエディションとは?
簡単に言うと、
「Webサービスや業務システムなど、企業向けアプリを作るための機能セット」
です。
普通のJava(Java SE)は、デスクトップアプリや基本的なプログラムを書くためのものですが、企業システムでは次のような機能が必要になります。
・Webアプリを作る
・データベースと連携する
・複数ユーザーの同時アクセスを管理する
・セキュリティを保つ
これらを “一から全部作る” のは大変なので、最初からまとめて用意したのがエンタープライズエディションです。
■ Java SEとの違い
Java SE
→ Javaの基本機能セット
例:配列、クラス、コレクション、ファイル操作など
Java EE / Jakarta EE
→ 「企業向け機能を追加した拡張版」
つまり、
Java EE = Java SE + 企業向け機能
と考えるとわかりやすいです。
■ どんな機能があるの?
代表的なものをシンプルに紹介します。
① Servlet
Webサーバー上で動くJavaプログラム
→ Webアプリの基本部品
② JSP
HTMLの中にJavaを書ける仕組み
→ 画面表示を作る
③ JPA
データベースを簡単に扱うための仕組み
→ SQLをあまり書かずに済む
④ CDI / EJB
処理の管理や依存関係を自動化
→ 大規模開発を楽にする
初心者のうちは
「Webアプリを作るための便利機能の集合」
と覚えておけばOKです。
■ なぜ「Jakarta EE」と呼ばれるの?
昔は「Java EE」という名前でしたが、
・管理団体の変更
・オープンソース化
の影響で、現在は Jakarta EE に名前が変わりました。
中身はほぼ同じで、進化版と考えて問題ありません。
■ いつ使うの?
主に以下のような場面で使われます。
・企業の業務システム
・銀行・保険の基幹システム
・大規模Webサービス
・社内管理ツール
つまり、
「信頼性・安定性が重要なシステム」
で多く採用されています。
■ Springとの関係は?
Springは
「Java EEをもっと使いやすくしたフレームワーク」
と考えると理解しやすいです。
現在の現場では、
・Jakarta EEをそのまま使うケース
・Spring Bootを使うケース
両方あります。
■ まとめ
Javaエンタープライズエディションとは、
「企業向けシステムを作るためのJavaの機能セット」
です。
初心者の理解ポイントは次の3つです。
・Java SEの拡張版
・Webアプリ開発のための仕組み
・現在はJakarta EEと呼ばれている
まずは「Servlet」と「JPA」を理解すると、全体像が見えてきます。