はじめに
最近、海外の技術ニュース(特に Hacker News)を毎日追うのが大変だと感じていました。
英語の情報量が多い一方で、日本語でまとまっているコンテンツはまだ少ない。
そこで、「AIが自動でニュースを翻訳・要約し、ラジオのように読み上げてくれるチャンネル」を作ってみました。
実際に生成したラジオはこちらのチャンネルにて確認できます!
コンセプト
「3年目のエンジニアとナレーターが、Hacker Newsの話題をわかりやすく語る」
という設定で、日々世界の最新トピックを日本語で解説しています。
AIが自動でニュースを抽出・翻訳し、ナレーションを生成してくれるため、1日に複数本の動画を作成しています。
「通勤中や作業中に“ながら聞き”で海外の技術トレンドをキャッチできる」そんな“耳で聴くテックニュース”を目指しています。
チャンネルの特徴
- 情報源:Hacker News
Hacker News(ハッカーニュース)とは、主にコンピューターサイエンスやベンチャー(スタートアップ)といったテーマを扱う、アメリカのソーシャルニュースサイトです。
- 構成:AIによる日本語翻訳+3年目エンジニア視点での対話形式
- 形式:ラジオスタイル(1本あたり5〜8分)
- 投稿頻度:1日複数本(予定)
- 内容例:
- 「新しいPythonの最適化テクニック」
- 「Googleが発表したAI APIの裏側」
- 「世界で議論されているOSSライセンス問題」
技術的な仕組み(概要)
内部の実装は非公開ですが、Pythonをベースにした自動生成システムを構築しています。ニュースの取得から動画生成まで、ほぼ全自動化。
ざっくりとしたフローは以下の通りです:
- Hacker Newsからトレンド記事を取得
- AIで日本語に翻訳+要約
- ナレーション音声を生成
- 映像テンプレートと合成
- YouTubeへ自動投稿(予定)
これらはすべて Claude Code を活用し、バイブコーディング形式で開発しました。
開発期間はわずか1日で、翌日には4本の動画を自動生成・アップロードできました。
開発の進め方
今回の開発では、Claude Codeによるバイブコーディング形式で進めました。
CLAUDE.mdという管理ファイルを用意し、以下のような情報を整理していました:
- 作りたい機能や全体構成の概要
- 開発の進捗状況(未着手・実装中・完了)
- 各フェーズごとの実装目標
開発はフェーズ単位で進め、機能を小さく分割してプロンプトを実行していく形を取りました。たとえば「ニュース取得 → 翻訳 → 音声生成 → 映像合成 → 投稿処理」といった流れです。
claude codeは進捗管理ファイルに記録された情報を元に、「どこまで実装が完了しているか」「次に何を作るべきか」を把握してくれていたため、開発の抜け漏れがなく、非常にスムーズに進めることができました。
見えてきた課題
自動生成とはいえ、まだ改善すべき点がいくつかあります。
開発を継続しながら精度を上げていく予定です。
- サムネ自動生成
- 現在は手動作成。今後はタイトルや要約から自動生成して統一感を出す予定。
- 字幕のタイミング
- 一部でナレーションとのズレが発生。タイムスタンプ精度を改善中。
- 発音の正確さ
- 英語固有名詞やテクニカルワードの発音をより自然にするため、音声モデルをチューニング予定。
これらを自動化・高精度化することで、
「完全自動運営の高品質ニュースチャンネル」 に近づけたいと考えています。
今後の展望
- 継続的な自動投稿と改善で、半年以内にチャンネル登録1,000人・収益化を目指す
- サムネ・音声・字幕の完全自動化
- 将来的には他の海外テックサイト(Redditなど)も統合予定
まとめ
AIとPythonの組み合わせにより、わずか1日で「海外ニュースを自動翻訳・自動ナレーション・自動投稿するチャンネル」を構築することができました。
今後も機能の改善を重ね、日本語で世界のテックトレンドを“耳で楽しめる”メディアとして発展させていきます。
ぜひYouTubeの生成動画もご覧いただき、ご意見やフィードバックをお寄せいただけると嬉しいです。
