はじめに
2025年8月に、kintoneにローカルMCPサーバーが作成されました。
https://cybozu.dev/ja/kintone/news/api-updates/2025-08-mcp/
kintoneは知ってるけど、MCPサーバーって何?ってところから、調べていきたいと思います!
MCPサーバーとは
ざっくりいうと、AIがアクセス・操作できる情報の範囲を広げる仕組みです。社内の情報を検索対象にしたり、GitHubの操作をさせたりと、AIの活用範囲が広がります。
ローカルMCPサーバーって何?
“ローカル”という名前の通り、自分のPCや社内サーバーなど、クラウドではなく手元の環境で構築・動作させるMCPサーバーです。
kintoneローカルMCPサーバーとは
もうそのまんまですね。
kintoneのデータをローカルMCPサーバーで利用できる感じです。
前提知識はこれぐらいにして、早速使ってみましょう!
構築してみる
今回は、Claude Desktopをインストールして利用してみます。
https://claude.ai/download
こちらをインストールします。
続いて、次の公式ドキュメントを見ながら作業を進めます。
https://github.com/kintone/mcp-server/blob/main/README.md
特に詰まるところはなかったけど、あえていうなら次の点あたり
ダウンロードした kintone-mcp-server.dxt をClaude Desktopの画面にドラッグ&ドロップ
ドラッグ&ドロップがうまくいかなかったため、代わりに以下の手順でアップロードしました。
「詳細設定」 -> 「拡張機能をインストール」
また、インストール後に繋がらなかった。
-> Claude Desktopの設定で『Kintone MCP Server』を有効にする必要があった。
動作確認
kintoneに顧客リストアプリを追加します。
Claude Desktopで次のようなプロンプトを実行してみました。
アプリID 51の顧客データを表にして分析してみて!
結果
特に指示していないのに、ダッシュボードまで自動生成してくれました🎉
ちなみに、AIに学習されるのか気になって聞いてみたところ、以下のような回答が得られました。
(企業向け製品などでは、ポリシーが違う可能性もありますが)
Anthropicの公式ポリシーによると:
このチャット(Claude.ai)での会話は、ユーザーが明示的に許可しない限り、Claudeのトレーニングには使用されません
デフォルトでは学習に使われない設定になっています
ただし、安全性向上のため30日間は保持され、その後削除されます
ただし、セキュリティには十分に注意した方が良さそうですね!
