目次
1.投稿目的
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OSS-DB資格布教+需要への共有
OSS-DBはOSSデータベースエンジンであるPostgreSQLのIT技術認定資格試験です。エンジンの知名度とは裏腹に本試験は知る人ぞ知るマイナー資格であることは正直否めません。この投稿が、OSS-DB GOLD試験に関する情報を求めてネット上をさまようエンジニアの皆さまの一助となれば幸いです。 -
再受験用の記録(自分向け)
OSS-DB Silver/Gold 認定資格には、有意性の期限(再認定ポリシー) なるものがあり、認定日から5年経過すると実質資格失効します。有意性の継続には、期限内に同資格の再取得が必要となり、その際に少しでも手助けになればと思って記録を残します。
2.誰向け?
- OSS-DB GOLD資格取得を目指す方
- PostgreSQLに関する認定資格を探している方
3.結論
3-1. 試験結果
20日間ほど、時間にして50hほどの準備を行い、1度目は不合格、再試験(翌日)でなんとか合格しました。
3-2. おすすめの試験対策
- 30h: サブスクより公式問題集を解き、試験の出題イメージをしっかりつかむ。
- 30h: OSS-DB公式サイトで公開されている試験出題範囲の重要項目について、PostgreSQL公式ドキュメント でしっかり理解を深めておく。ドキュメントを隅から隅まで読む必要はない。
OSS-DB Silver資格認定者の場合、上記の時間を確保できれば十分であると思います。
4.わたしについて
- 学歴: 理系(地学系)大学院卒
- 職歴: 新卒でSIerへ入社
- 業務: 業務用Webアプリケーション開発を3年(PostgreSQL使用)
- 保持資格:
- 基本情報技術者資格(FE)
- 応用情報技術者資格(AP)
- OSS-DB Silver
5.試験対策
5-1. 学習期間
年末年始休暇(10日間)をまるごと費やし、仕事が始まってからも10日間ほど準備しました。休暇中は1日あたり3hほど、休暇後は1.5hほど、合計50h程度です。
5-2. 学習方法
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OSS-DB Silverの復習(1日間)
投稿者は同年8月にOSS-DB Silver(Goldの下位レベル資格)を取得し、4か月のブランクの間に学んだことをすっぽり忘れておりましたので、復習時間にあてました。OSS-DB GoldではSilverと同じような出題はありませんが、「Silver範囲の理解は前提」と有無を言わさない問題を容赦なく出題してきます。Silverは割と教材があちこちに提供されていますが、投稿者は 最強WEB問題集(Ping-t)を使用していた当時のメモ帳を引っ張り出しました。 -
練習問題を解く(17日間)
「PostgreSQL公式ドキュメントを端から端まで読むなんてまどろっこしいことはしない!」と息巻き、さっそくUdemyサブスクを購入し、手を動かしました。Udemyはカテゴリ別問題+模擬試験問題1回分の計150問強の教材。1周目は正答率6割以下、後述する書籍や公式ドキュメントで知識を補完しながら最終的には3周し、満点近くの正答率に達しました。必要に応じて実機操作も行いました。 -
公式セミナー動画+書籍で理解増強(適宜)
OSS-DB公式サイトでは、過去に実施されたオンラインセミナーのアーカイブが公開されています。数は少ないですが、試験範囲に沿ってドキュメント・書籍レベルのかなり細かいレクチャーを受けられるので、視力が疲弊したときなどは流し聴きしていました。また、後述しているとても良い書籍を移動中などに読みました。
5-3. 利用した資料・書籍・サービス
- OSS-DB Gold Ver3.0 試験対策問題集【LPI-Japan認定教材】(Udemy)
- OSS-DB Gold 例題解説+技術解説セミナー(OSS-DB公式サイト)
- 「内部構造から学ぶ PostgreSQL設計・運用計画の鉄則」(書籍)
- PostgreSQL日本語ドキュメント
6.試験当日
- 1度目
落ちました。かなりショックでした。「知らない...見当もつかない...」と、運任せにしてしまった問題が8問ほど、「うわ...これどっちだっけ...」と、対策はしていたけれど想定以上に踏み込んだ出題で面食らった問題が8問ほどありました。試験時間いっぱいまで粘るも実らず、おそらく正答数が1問足りずに不合格でした。 - 2度目
OSS-DB GOLDは再受験に関するポリシーが緩く、翌日でも再受験できます。個人的な都合でどうしてもその週に合格してしまいたかったので、初受験の帰路で翌日の再受験予約をしました。- 再受験までに準備したこと: 1度目の受験で出題された問題のうち、理解できなかったものを調べました。といっても試験中に使用したメモ用紙含む一切の情報を外に持ち出すことは許されなかったので、記憶を呼び起こすのがとてもしんどかったです。
- 再受験について: 1度目の受験と2度目の受験で同じ出題が5問ほどあり、その中には1度目では回答できなかったものもあったので、復習した甲斐がありました。自信のない解答が7問ほどありましたが、合格ラインには乗っている自信があったため試験時間には余りがありましたが途中終了し、合格しました。
- 余談: 1・2度目どちらも同じテストセンターで受験したのですが、2度目の受験の際も同じ受付の方が気さくに出迎えてくれたのがうれしかったです。
7.結果
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1度目の受験
セクション 正解率(%) 運用管理 66 性能監視 55 パフォーマンスチューニング 83 障害対応 56 合計 66 -
2度目の受験(翌日再受験)
セクション 正解率(%) 運用管理 100 性能監視 77 パフォーマンスチューニング 100 障害対応 66 合計 86
8.感想
OSS-DB GOLD試験は参考資料が少ないうえに試験問題の洗練度が低く、本試験の出題にもツッコミどころがあります。「実機さえあれば1コマンドで確認できることを記憶する必要があるのか?」や「そんなマイナーな設定使うことあるのか?」など、正直なところ不信感を抱いてしまう部分は多いですが、合格した今、間違いなく業務に活きる知識は深まったと言えます。他の合格体験記にも同じような感想がありましたが、試験に関する情報が出回っていない、出題の質が良くない、そのような試験に挑み、合格することでしか味わえない達成感は他とは代えがたいものがあります。この投稿が受験を志す皆さんのお力に少しでもなれたなら報われます。稚拙極まれりといった恥ずべき駄文を読んでいただき、ありがとうございました。