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【後編】元ヤフーエンジニア社長が考える、挫折しないためのエンジニアマインド

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エンジニアとして成長を続けるために必要なマインドセットについて、前編では「学習の姿勢」や「継続の大切さ」について触れました。

★前半はこちら★
https://qiita.com/ryoheiiwamoto/items/d70653757022e237710d

後編では、さらに 「エンジニアとしての本質」 に迫る、3つの重要な考え方について解説します。


1. 習慣化を意識し、やる気に頼らない

「やる気」ではなく「仕組み」で成長する

人間なので、毎日やる気に満ち溢れることはありません。それが普通です。

ただ「今日はやる気が出ないから勉強しない」という状態では、エンジニアとしての成長は止まってしまいます。

やる気は不安定なもの であり、長期的に成長し続けるためには習慣化が不可欠 です。

習慣化のポイント

  1. 学習をルーティンに組み込む
    • 朝のコーヒーを飲みながら技術記事を読む
    • 通勤時間に技術系のポッドキャストを聴く
    • 仕事が終わった後に30分だけコードを書く
  2. 「とりあえず始める」を意識する
    • 「1分だけやる」 → そのまま続くことが多い
    • 「1行だけコードを書く」 → 気づいたら何十行も書いている
  3. 環境を整える
    • 開発用PCは常に起動した状態にする
    • スマホの通知を切る
    • 学習時間を決めて、習慣にする(毎朝・毎晩)

「やる気に頼らない」ことこそ、エンジニアとして成長し続ける秘訣

やる気のある日だけ学習するのではなく、「考えなくても手が動く状態」 を作ることが最強です。
習慣化さえできれば、どんなに忙しくてもエンジニアとしての成長は止まりません。

↑と、それっぽいことを書きましたが、一番簡単な方法を教えます。
それは 空いている時間は全て勉強するのが当たり前 としてしまうことです。
これめっちゃ辛いような感じがしちゃいますが、他に逃げる選択肢が自然となくなり、慣れてしまえばとても楽です。

人間辛いのは、 ヨイショと体を起こす瞬間 です。
ちょっと極端ですが僕は新人の頃、技術書を手に持って移動してました。そうするとバッグから出す手間も省け、電車に乗る時も帰宅してからも、いちいち意思の力を使わずにすぐに勉強モードになれるので、意外とこれが一番楽ちんだと僕は思っています。


2. エンジニアは読解力が全てと知る

「コードが書けること」よりも「正しく理解できること」が重要

多くの人は、エンジニアにとって最も大事なスキルを 「プログラミング能力」 だと考えがちですが、実は違います。
エンジニアにとって本当に大切なのは、読解力(リーディングスキル) です。

なぜなら、エンジニアの仕事の80%は「読むこと」だから。

  • 仕様書を読む
  • エラーメッセージを読む
  • 既存コードを読む
  • ドキュメントを読む
  • QiitaやStack Overflowを読む

プログラミングとは、「情報を正しく読み解いた上で、適切にアウトプットする作業」です。
つまり、読解力が低いと「問題を正しく理解できず、的外れなコードを書く」という状態に陥ります。

読解力を鍛える方法

  1. 公式ドキュメントを読む習慣をつける

    • いきなりブログ記事や動画に頼らず、公式ドキュメントを読んでみる
    • 英語のドキュメントにも挑戦する(Google翻訳を活用)
  2. 他人のコードを読む

    • GitHubの人気リポジトリをクローンして読んでみる
    • 社内の優れたエンジニアのコードを読んで「なぜこう書いたのか」を考える
  3. 問題解決の際に、まずは「読む」ことを意識する

    • エラーメッセージを飛ばさず、じっくり読む
    • 「どこが問題なのか」を言語化して整理する

「読む力があるエンジニア」は、どんな環境でも活躍できる ということを覚えておきましょう。

初めはいろんな技術書や、チュートリアルを読んでいても、意味わからないと思います。嫌になると思います。
ただ安心してください。それがずっと続くわけではありません。
何が鍛えられているかって一番は「読解力」が鍛えられているのです。
読解力が身につけば、怖いものはありません。 新しい知識がどんどん身に付く感覚を持つことができます。

初めの2年は修行です、頑張りましょう!


3. エンジニアは絶対に答えが見つかる仕事

「わからない」ではなく「調べればわかる」

エンジニアの世界では、「答えがない」ことはほぼないです
なぜなら、プログラムは 人間が作ったもの であり、必ずどこかに答えがあるから。

例えば、こんな状況に陥ったことはないでしょうか?

  • 「なぜかエラーが出る……」
  • 「バグの原因がわからない……」
  • 「この技術の使い方がわからない……」

しかし、エンジニアにとって最も大切なのは、ここで 「わからない」ではなく「必ず答えがあるはず」と考えること だ。

エンジニアとして「答えを見つける」ための考え方

  1. まずは公式ドキュメントを確認する
    • 「とりあえずググる」前に、まずは公式の情報をチェック
    • ドキュメントには 「なぜそうなるのか」の根拠 が書いてある
  2. エラーメッセージをしっかり読む
    • エラーメッセージの内容を そのままコピペして検索 するだけでも解決することが多い
    • ただエラーの「根本原因」を理解することが大事
  3. 検索のスキルを磨く
    • 英語で検索する(日本語よりも情報量が圧倒的に多い)
    • 具体的なキーワードを入れる
    • ChatGPTに聞く → 最近これで解決できること多すぎ
  4. 人に聞く
    • これが一番早かったりします。質問力を上げましょう。

この「絶対に答えが見つかる仕事」というのはエンジニア特有

例えば営業という仕事に「100%の答え」は存在しません。どうやったら売れる、なんて100%答えは誰も持っていません。
マネジメントという仕事にも、人事やマーケティングにも、もちろんある程度のメソッドはあるものの 「100%の答え」 というのはありませんよね。

ただエンジニアは、 100%を見つけていく仕事であり、頑張れば確実に正解が見つかる仕事 なんです。

なので コツコツ身につけること が一番大事な仕事です。

ちょっと話が逸れるかもしれませんが「新人営業マンが入社1年でTOP営業に!」というようなエピソードはちょくちょく聞いたことがあるかもしれませんが、エンジニアの世界だとエンジニア歴1年の人が10年の人に勝てることはありえません。

それだけ知識と経験がものをいう仕事で、その力は何なのかというと、「どれだけ早く正確に100%のアプトプットまで辿り着けるか」ということなのです。


まとめ

エンジニアとして挫折しないためには、以下の3つのポイントを意識することが大切です。

習慣化を意識し、やる気に頼らない
エンジニアは読解力が全て(読む力を鍛えよ)
エンジニアは絶対に答えが見つかる仕事(「わからない」で止まらない)

エンジニアは、「わからないことを解決し続ける職業」です。
「習慣 × 読解力 × 問題解決力」 を意識して、エンジニアとしてさらにレベルアップしていきましょう!


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