「一部だけ任せる」か「全部任せられないか考える」か
こんにちは、元Yahooエンジニアで、株式会社PRUMの代表をしている岩本です。
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「AI使ってますか?」と聞かれたら、たぶん今はほとんどの人が「はい」と答えると思います。
でも僕は、AIの活用が上手い人と下手な人の差は、使っているかどうかじゃないと思っています。
差がつくのは、「そもそも全部任せられないか」から考えているかどうか です。
下手な人:一部だけAIに任せて、あとは今まで通り
自分の仕事が1〜10まであったとして、「あ、この作業だけはAIに任せられそうだな」と考える。
これはこれで悪くありません。全く使っていない人よりはずっといい。
でも、これだと1しか変わりません。残りの2〜10は、今まで通りのやり方のままです。
うまい人:「1〜10全部、任せられないか」から考える
活用が上手い人は、まず「この仕事、1から10まで全部AIにボタン一つで任せられないかな」というところから考え始めます。
そう考えてみると、実は「1もいけそう」「2はさすがに人間じゃないと無理か」「3は全部できるな」と、思っていたよりずっと多くの部分を任せられることに気づきます。
もちろん、全部を丸投げしていいわけではありません。答えのない判断や、戦略を考えるような仕事は、最終的には自分の頭で考えます。
でも「最初から一部だけ」と決めてかかるのと、「全部任せられないか」から考えて削っていくのとでは、たどり着く場所が全然違います。
僕自身、正直これが全部できているわけでは全くありません。人間にしかできない発想もあるし、考える作業は自分の頭でもやります。
でも基本のスタンスとして、「まずAIに全部任せられないか」を前提に仕事を組み立てる。 これができる人が、これからの時代に圧倒的に有利だと思っています。
会議で詰まったら、5分AIタイム
これは実際に僕がやっていることなのですが、会議で議論が行き詰まったら「5分AIタイムです」と言って、その場でAIに聞きます。
「今こういう話をしていて、ここで詰まっているんだけど、どう思う?」と投げると、大体いい壁打ち相手になってくれます。これはもう世界で一番優秀な相談役だと思って、使わない手はありません。
音声入力もフル活用しています。今の状況を全部タイピングしようとすると、それだけで1時間かかってしまうようなボリュームでも、口で喋ってしまえば一瞬です。GPTやClaudeは音声もかなり認識してくれるので、タイピングにこだわる必要はありません。
それでも、最後は自分で判断する
ただ、AIに聞いて満足して終わっちゃダメなんですよね。
これ、バスケのコーチみたいなものだと思っています。
コーチがどんなに良い作戦を授けても、実際にコートに立ってボールを持ち、シュートを打つかパスを出すかを判断するのは選手自身です。コーチの言う通りに動くだけの選手より、状況を見て自分で判断できる選手の方が、結局は信頼されますよね。
AIも同じです。「こうした方がいいんじゃない」というアドバイスは、世界で一番優秀な水準で返してくれます。お恥ずかしい話、僕自身、判断をAIに委ねちゃうことも結構あります。それくらい信頼してるんですけど、それでも最後にシュートを打つかどうかを決めるのは自分。ここをサボって、言われた通りに動くだけの選手になっちゃうと、それはもう「言われたことをやる人」と一緒なんですよね。それじゃいずれ、AIにも人にも必要とされなくなっちゃう。そこだけは気をつけなきゃいけない。
判断に対して最後に責任を負うのは自分自身です。
AIを使いこなす人になるための3つの行動指針
✅ 「一部」ではなく「全部」から考える
仕事を1〜10に分解して、まず全部任せられないかを疑ってみましょう。
✅ タイピングより先に、音声で喋る
状況を全部文字で打とうとせず、口で喋って読み込ませる方が圧倒的に速いです。
✅ 聞いて終わりにせず、自分で決めて動く
アドバイスをもらったら、それを実行するかどうかは、最後まで自分の判断で決めましょう。
まとめ
- AI活用の差は、使っているかどうかではなく「全部任せられないか」から考えているかどうか
- 一部だけ任せる発想では、変わるのはごく一部
- 会議で詰まったら5分AIタイム、入力は音声でいい
- AIに相談した後、自分で判断して行動できるかが最後の分かれ目
最後に
AIはもう、世界で一番優秀な相談役です。使わない理由はありません。
ただ、そこに頼りきって「言われたことをやる人」で終わるか、そこから先を自分の頭で決めて動く人になるか。この差が、これからますます大きくなっていくと思っています。
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