##文字列の扱い方
phpにおいて文字列を囲む「シングルクオート("")」「ダブルクオート(””)」「ヒアドキュメント(<<<EOF)」の使い分けを明確に理解できていますでしょうか。
それぞれを以下にまとめていきます。
##シングルクオート('')
シングルクオートは最も簡単な文字列の指定方法です。
特徴は指定された範囲内でのエスケープ処理、変数の展開を行わないという点です。
特殊文字等はそのまま表示されます。
echo 'これは \$1,000 です。\n';
これは \$1,000 です。\n
変数は展開されません
$sample = 'サンプル';
echo 'これは$sampleです。';
これは$sampleです。
##ダブルクオーテーション("")
ダブルクオーテーションはシングルクオーテーションとは異なり、
指定された範囲内でのエスケープ処理、変数の展開を行うという特徴を持ちます。
特殊文字等は変換されます。
echo "これは \$1,000 です。\n";
これは \$1,000 です。[改行]
変数は展開されます
$sample = 'サンプル';
echo "これは$sampleです。";
これはサンプルです。
##ヒアドキュメント(<<<EOF)
基本的にはダブルクオーテーションと同じで、指定された範囲内でのエスケープ処理、変数の展開を行うという特徴を持ちます。
さらにスペースや改行などもそのまま出力されるという特徴を持ちます。
$result = <<<EOF
a
i
u
EOF;
echo $result;
a
i
u
##おわり
基本的な部分ではありますが意外ときっちり理解できていなかったので面白かったです。