今や開発では欠かせないDockerについて、この記事で簡単に解説します。
基本をひととおり学んだ後に、実際にWinsows Homeで環境開発を構築していきます。
以前はDockerをWindows HomeではHyper-Vが使えずでDocker Toolboxが主な選択でしたが、WSL2、Hyper-V対応と進みDocker Desktopが使えるようになりました。
今ではHomeでも簡単にDockerを導入できます。
Dockerは開発者なら必ず全員知っておくべき内容です
##開発環境
- OS : Windows 10 Home
- Docker Desktop for Windows 3.0.0
##Dockerとは?
「コンテナ型」の仮想化サービスを提供しています。
非常に軽量なコンテナ型の実行環境です。
Dockerについて詳しくは別記事で解説します
##Dockerのメリット
- 開発が効率的になり早くなる
##インストール手順
1.Docker Desktopをインストールする
Docker Desktop Installer ダウンロード
上記よりダウンロードしたDocker Desktop Installer.exeを実行します
※チェックはデフォルトのままでOK
インストールの終了後に再起動します
2. WSL2 インストール追加作業
上記の手順でWindowsを再起動すると「WSL 2 installation is incomplete.」という次のダイアログが表示されます。
WSL2のインストールで追加の作業が必要です。
3. Dockerを再起動して完了
ダイアログのRestartをクリックしてください。
特に問題がなければこれでインストール作業は完了です。
エラー時の確認
下記によりDockerの起動時にエラーがでるので注意してください
- BIOSの仮想化機能が有効になっていない場合
- "レガシーコンソールモード(従来のコンソール)"にチェックがはいっている場合
##Dockerをはじめて体験してみる
###hello-worldコンテナを実行します
docker runコマンドでイメージを取得、コンテナの実行をしてみましょう。
>docker run hello-world
現在のイメージとコンテナを表示して確認してみます。
hello-worldイメージが確認できるはずです
>docker images
起動中のコンテナを確認します
何も入っていないでしょう
(hello-worldコンテナはメッセージ出力後に終了します)
>docker ps
オプションに-aをつけることで停止中のコンテナが表示されます。
>docker ps -a
コンテナを削除します
>docker rm [コンテナID]
つづいてイメージを削除します
>docker [イメージ名]
これでhello-worldのチュートリアルを完了します