就職活動に取り組んでいる大学生で、面接官から予想外の質問が飛んできて困った経験はありませんか?今回は、そんな就活生にオススメなLINEbot「あなただけの深掘り質問予想」を紹介します!
目次
- 開発のきっかけ
- LINEbotの概要
- 苦労した点
- 使用した技術
- 最後に
開発のきっかけ
私がこのLINEbotを開発したきっかけは、数か月前まで就活生だった私自身の経験を生かしたLINEbotを開発したかったからです。一方で、既に就活生支援を謳ったLINEbotは世に溢れていました。しかし、その多くは自己分析や企業分析、ES作成を支援するというものでした。そういった就職活動序盤の課題を解決するLINEbotは多いものの、既に志望企業やES作成は済んでいる就活生向けのLINEbotは少ないのでは?と考え、そういった就活生を支援するLINEbotのプロダクト案の企画を始めました。そして、就職活動中盤以降で重要になる面接対策、特に面接官からの深掘り質問に着目し、深掘り質問を予め予想して対策ができるようなLINEbotを開発しました。
LINEbotの概要
私が開発した「あなただけの深掘り質問予想」は、ユーザーが入力した「ガクチカ」や「志望動機」に対して、面接官が質問してくると想定される深掘り質問を提案するというサービスです。そして、提案した5つの深掘り質問に対する回答例も可能です。ユーザー自身のガクチカや志望動機を送信する部分以外は、全てLINEのクイックリプライ機能で操作することができます。したがって、シンプルかつ気軽に面接対策ができるようになっています。
- 実際の使用感
・ガクチカを深掘ってみた例
・志望動機を深掘ってみた例
この例のように気軽に1文で聞いてみるのも良し、正式に書いた400字の志望動機文を送ってみるのも良しといった感じで、面接対策をすることが出来ます。まだガクチカが決まってない人も一度、何気ない大学生活の一部を送ってみると、意外な側面からガクチカが完成するかもしれませんよ?
・ふざけて送ってみた「わんちゃんを頑張って育てました」というガクチカに対する返答
一見ガクチカには到底ならないようなことでも、病気やケガ予防の観点から問題解決力や情報収集能力をアピールできるような一面を見ることが出来ました!
苦労した点
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アイデア出し
LINEbot開発を開始する前にインターン生たちでアイデア出しをする機会がありました。「こんなbotがあったら面白そう、役に立ちそう」というような案は簡単に出すことが出来ましたが、実際に開発に移そうと思うと、色々な障害があります。新規性やトークン量(マネタイズ)、需要と供給の観点から、それに見合ったプロダクトを発想するのは大変だったと思います。 -
例外処理
プロダクトを作るとき、開発者には「このように使われて欲しい」という理想があるわけですが、必ずしもそれを利用者が理解できるとは限りません。そのため、クイックリプライ機能や説明文を駆使して、ユーザビリティの高い設計にする必要がありました。それでも間違った使われ方をされる可能性を考慮して、例外処理も怠れません。プロダクトのリリース以降も、間違った使い方をしてしまっているユーザーを確認しています。今後も、この点に関しては修正が必要な様です。
使用した技術
- AWS
このLINEbotはAWSのLambda上で作った関数をLINEアカウントと連携させ、ユーザーから送信されたメッセージに対して実行されるようにしたものです。チャット履歴やユーザー情報はAWSのDynamoDBに記録しておき、会話が続くように設計しています。 - ChatGPT API
このアカウントがユーザーに対して送信する深掘り質問予想は、ユーザーの入力をChatGPTに送信して出力されたものです。OpenAIのアカウントからAPIキーを取得し、Lambda上で環境変数として連携させることで、ChatGPTとLINE上で会話することが出来ます。また、予めシステムプロンプトとして指令を与えておくことで、LINEbotに合わせた性質にChatGPTを変えることが出来ます。
最後に
このLINEbotアカウントは、私がインターン生をしているCODEMGYMでの業務の一環として開発したものです。AWSやLINEbotについては何も知らない状況から3週間ほどで学び、4日ほどの稼働時間で開発することが出来ました。
これからもインターンを通して開発したプロダクトを紹介していく予定なので、是非フォロー・いいねをお願いします!
今回開発したLINEbotの友達追加はこちらから!
https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=527rnyiu