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VirtualBoxでHighSierra仮想マシンの構築手順

Last updated at Posted at 2020-07-01

###本当のタイトル:運用中のHighSierra ServerAppのWikiコンテンツをVitualBoxでビルドしたHighSierra仮想マシン上でWikiサービスを再開するまで、その1

Appleにより提供されていたServerAppは、バージョンアップを重ねるごとに、その機能の多くを捨てていきました。Wikiサービスもその一つです。https://developer.apple.com/support/downloads/macOS-Server-Service-Migration-Guide.pdf にて、静的HTMLファイルやWordPress形式に変換する方法が提示されました。しかし試しにやってみたところ、その見た目は、運用に耐えません。
そこで、社内への仮想HighSierraマシンによるWikiサービス継続提供を試みました。
すでに、実機または仮装HighSierraマシンをお持ちで、HighSierra Server.appのWikiコンテンツを別のHighSierraマシンに移行したい方はこちらを参照して下さい。

##VirtualBoxでHighSierraをインストールするのに必要なHighSierraインストーラのisoディスクイメージを作成

出典:https://tobiwashere.de/2017/10/virtualbox-how-to-create-a-macos-high-sierra-vm-to-run-on-a-mac-host-system/

ターミナルを開いて以下のコマンドを実行

#空のディスクイメージを作成
$ hdiutil create -o /tmp/HighSierra -size 8G -layout SPUD -fs HFS+J -type SPARSE

#作成したディスクイメージをマウント
$ hdiutil attach /tmp/HighSierra.sparseimage -noverify -mountpoint /Volumes/install_build

#インストーラーアプリをディスクイメージに書き込む
$ sudo /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/install_build

#アンマウント
$ hdiutil detach /Volumes/Install\ macOS\ High\ Sierra/

#作成したディスクイメージをISOイメージに変換する
$ hdiutil convert /tmp/HighSierra.sparseimage -format UDTO -o /tmp/HighSierra.iso

#拡張子をisoに変更しつつ、isoイメージはディスクトップに移動しておきます
$ mv /tmp/HighSierra.iso.cdr ~/Desktop/HighSierra.iso

#/tempにのこったディスクイメージファイルを削除しておきます
$ rm /tmp/HighSierra.sparseimage

##VirtualBoxで仮想マシンを新規作成します
###前提

  • 事前にhttps://www.virtualbox.org/wiki/Downloadsより、VirtualBox 6.1.10 Oracle VM VirtualBox Extension Packをインストールしておいてください。USB3.0外付けHDを認識するのに必要です。
  • できるだけ最新のMac、大量のメモリがあったほうがよいと思います。

###基本的なパラメータはこんなかんじ

  • Name: HighSierra (なんでもいいです)
  • Type: Mac OS X
  • Version: macOS 10.13 High Sierra (64-bit)
  • Memory size: 8192 MB
  • 仮想ハードディスクの容量:79.18GB
  • システム:マザーボード:起動順序からフロッピーのチェックを外す
  • ネットワーク:ブリッジアダプター(クライアントがサービスにアクセスできます)
  • ディスプレイ:スクリーン:ビデオメモリ128MB
  • ストレージ:決してチェックしない=>仮想ハードディスクのプロパティのSSD(Solid-State drive)
  • ストレージ:光学ディスクのプロパティ:CDいやDVD?のアイコンをクリックして、第1章で作成したHighSierra.isoを選択
  • オーディオ:オーディオを無効化(有効化のチェックを外す)
  • 共有フォルダ:特に設定しなくても大丈夫
  • ポート:USB:USB3.0を選択、USBデバイスフィルターにデータを移行する際に使用する外部HDを登録しておく

#HighSierraのインストール Part1

  • 作成した仮想マシンを起動

  • 仮想マシン作成時の設定により、仮想光学ドライブよりHighSierra.isoが読み込まれインストーラが起動します

  • 日本語を選択して→アイコンをクリック→メニューが表示されます。皆さんの場合は日本語です。

  • この時点で、作成した仮想マシンの仮想ハードディスクはフォーマットされてみませんから、ここで、フォーマットしないといけません。

  • ディスクユーティリティを選択しましょう。

  • デフォルトのプロパティでフォーマット(ディスクを消去)しておきましょう

  • フォーマットが完了したら。ディスクユーティリティを終了。

  • インストールメニューよりInstall macOSを実行

  • あとは言われるがままにインストーラーの第一段階(part1)を完了してください。

  • 自動的にリブートされます。HighSierraインストーラーの第2段階(part2)が起動しません。

##HighSierraのインストール Part2

  • すこしあせりますよね。でも安心してください。以下の手順を落ち着いて実行してください。

  • 最終的にはShellのような画面でプロンプトがでます。exitコマンドを入力してください。

  • BIOSのような画面が表示されます

  • "Boot Maintenance Manager”を選んでエンターキー

  • "Boot Maintenance Manager”画面にて、今度は"Boot from File”を選択してエンターキー

  • HD2,GPTを選択してエンター

  • macOS Install Data を選択しエンターキー

  • Locked Filesを選択してエンターキー

  • Boot Filesを選択してエンターキー

  • boot.efiを選択してエンターキー→ インストール作業の第2段階(part2)が再開します

  • さらにインストール作業が継続されます

  • 最終的に無事、仮想HighSierraマシンが立ち上がりました。

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