クレジットカードのオーソリとクリアリングの金額が違う!なぜ!!
どうも皆さんさっきぶりです。株式会社ラクスのrs_shoと申します。
前回の記事に続きクレカ周りの処理などについて説明します。
今回はカスタマーサービスの部署やお客さんとの関わりが多い方はよく耳にすることかもしれないですが、
「通知された金額は△円なのに後から〇円で請求が来た!」等の問い合わせ、結構多いと思います。
なぜクレカ利用明細でオーソリ(与信)とクリアリング(確定明細)の金額がずれるのかについてアウトプットしようと思います。
本記事を読んで、「なんだ、そういう事だったのか」と理解して頂けると大変助かります。
また、顧客からの問い合わせなどで聞かれた際にも活用できるテンプレも記載しておりますので、
似たような問い合わせがあった際にご活用いただければ幸いです。
なぜオーソリとクリアリングの金額はズレるのか?
はじめに
クレジットカードの明細には「オーソリ」と「クリアリング」が存在します。
前回の記事で説明しましたが、オーソリとクリアリングについて軽く説明します。
オーソリ
- オーソリ(与信)データとは、利用した際に届く速報データ
- あくまで仮のデータであるため、実際に請求される金額とは異なることがある
- ホテル・ガソリンなどはよく差が出る
クリアリング
- クリアリング(確定明細)データとは、実際に請求される確定データ
- 確定データなので、請求金額との差異はない
なぜズレるのか(主な理由)
1. オーソリはあくまで仮のデータである
- オーソリとは、あくまで「仮データ」であり、実際に請求される金額ではなく、利用可能枠の確保などで使う
- 利用可能であるか(限度額まで使っていないか)、有効期限が切れていないかのチェックで使う
- 前述したホテルやガソリンで差が出るのは、実際に支払う金額が確定していない状態で利用可能枠の確保をしているため
オーソリとクリアリングの金額のズレは正常挙動である
- オーソリで10,000円で通知 → クリアリングで12,000円で決済
- これは異常ではなく、クレカのデータの仕組み上起こりうる
利用日と連携日のズレも正常挙動である
- クレジットカードの利用明細は利用日と連携日がズレることがある
- これは店舗側で使用したタイミングと、実際にデータが作られるまでの過程でラグがあるため
- 利用日:店舗で利用した日
- 連携日:実際にデータが作られて連携された日
問い合わせ対応でよくあるポイント
「利用した時に○円で明細が来たのに、その後請求で出たのは△円なのは不正利用では?」
→ 正常。オーソリとクリアリングが一致しないのは普通 と説明で良い
「数日前の利用が突然反映された」
→ 加盟店のオーソリやクリアリングの送信タイミングによる(カード会社に問い合わせないと不明)
「取消が遅れて二重に見える」
→ オーソリ(与信)枠解放とクリアリング(売上)取消は処理タイミングが異なるため発生
製品仕様上の注意点(抽象的に)
- 製品側の請求金額は「クリアリングデータがベース」である
- オーソリとの不一致は仕様というより“データの性質”
※ ユーザーへの説明は上記を前提に行うのが安全
現場で使える説明テンプレ(抽象化)
ユーザー向け説明として安全に使える形
クレジットカードの明細は、
「速報データ」と「売上の確定データ」が異なることはデータの性質上起こりえます。
このため、実際に請求されるのは確定後の金額となります。
速報データはあくまで利用時の仮データであるため、実際に請求される金額とは異なることがあります。
おわりに
オーソリとクリアリングのズレは、クレジットカードのデータの仕組み上避けられないものです。
本記事が、問い合わせ対応やデータ連携仕様の理解に役立てば幸いです。
