スマートフォンアプリマーケティング 現場の教科書 (川畑 雄補 (著), 丸山 弘詩 (著), 荻野 博章 (著)) マイナビ出版 を購入してだいぶたったのですが、読む余裕がなく今に至ってしましました。
先ほどやっと読了したのですが、これはすごい!
もっと売れるべき!
と思ったので、ちょっとですが書評を書いてみました。
対象
マーケティングという名が付いていますので、当然プロデューサやディレクター、マネージャなどは対象なのですが、チームのことや、クロスプラットフォーム等々、以外とエンジニアも読むといいんじゃなかと感じました。
また、実際にアプリ開発しないけど、外注に出す立場になった担当者
も必読でしょう。理由は次。
現場の教科書というタイトルは伊達じゃない
目次をみると分かりますが、企画から開発、リリース、そして運用サポートまで網羅している
という点にとにかく驚きました。
この膨大な情報を245ページ程度で書き表しているのはすごいです。しかも薄い内容ではなく要点が簡潔に書かれているので、1ページ1ページが非常にためになります。
外注する際の内容が書かれているのが、現場の教科書というサブタイトル?が偽りではない証でしょう。
外注をする企業は多い割に、外注に関して触れている書籍は少ない(というより自分は初めて見た)のが現状なので、これだけでも貴重な情報と言えます。
外注に発注する担当者がアプリのことをよく分かっていないケースが多く、アプリの知識が乏しいため開発会社と話しがかみ合わず、そのせいで無駄に工数がかかってしまうというケースも多々あると実感しています。発注する側の人間が本書を読むだけで、最低限のアプリ開発の流れや細かいポイントなど、知識を得ることができる
ので、実際に発注したり途中での意識会わせもスムーズになるはずです。
他には、リリース準備やプロモーションなどの情報も載っているので、どうやってアプリを目立たせてダウンロードしてもらい、かつ継続して使ってもらえるか
などのヒントもあります。
まとめ
アプリをどうやって企画し、リリース、運用まで持っていくのかを1冊でまとめてある本書は、すでにアプリを出している人も、これからの人も読むべき1冊と感じました。
社内でも薦めておきます(笑)
類似書というわけではないですが、アプリのマーケティングに特化した「事例に学ぶスマホアプリマーケティングの鉄則87」という書籍を弊社の社員(現在は元社員ですが・・・)が執筆し、KADOKAWAから出版しています。アプリをリリースしてからどのようにアプリを使ってもらうか、収益を上げるにはどうすればよいかを実際の事例に基づいて書かれているため、今回紹介した「スマートフォンアプリマーケティング 現場の教科書」と一緒に読むと良さそうです。