ことの発端
特に深い理由なく、「Pythonの環境が少し汚くなってきたから、OSを書き直してきれいにするか」という軽い気持ちでラズパイのOSを書き直しました。
しかし、ここから大惨事がはじまりました。
何が起きたか
なぜかラズパイをどれだけ書き直したりさいきどうしたりしてもWi-Fiに繋がりませんでした。
しっかりとctrl+shift+xでconfigurationも適用した状態で書き込みをし、Wi-FiのSSIDもパスワードもあっていることを確認していました。
しかし、それでも上手くいかなかった。
どうしたか
ラズパイのUART probeがあったので、それを使ってデバッグしてみることにしました。(以下の画像のようなもの。)
どのように使う?
このようなものが入っていると思います。
これらのうち、本体(一番左のもの)、そしてメスのジャンパー線のようなものが出ているやつ(画像で言う2番)のものを使用します。
まずデバッグチップをパソコンに接続し、チップの赤色のLEDが点灯することを確認します。
そして、ジャンパー線のようなものをチップのUと書いてある方につなぎます。
その後、適切にジャンパー線を配線します(GNDはGNDはに、TXはRXに、RXはTXにという具合です)。
ピンは以下のサイトが参考になると思います。
つないでどうする?
ラズパイを起動するのですが、それの前にラズパイ側でUARTを有効化する必要があります。
rpi-imagerで書き終えたら、bootfsというパーティション内にあるconfig.txtを開き、末尾まで行く。
そして、
[all]
enable_uart=1
と記述することでUARTが有効化されます。
UART通信をする方法
WindowsではTeraTermというソフトがあるようです。そちらを使うと簡単にできるようですね。
https://teratermproject.github.io/
linux, MacOSだとcuコマンドが一番手っ取り早いと思います。
USBデバイスを/dev/ttyACM0だとすると、
cu -s 115200 -l /dev/ttyACM0
で接続をすることができます。
接続して分かったこと
自分が設定していたユーザー名、パスワードで入ることができなかった。
自分は普段遣いのOSとしてUbuntuを使用しているが、どうもそれが原因のようだ。
Windowsのrpi-imagerから書き込みをしたところ、無事Wi-Fiに接続されて普通にSSHをすることができた。
マジョリティのOSを使うことの大切さを感じた。
しかし、UART probeを一度も使わずに物事が進んでいくことも考えられたので、良い経験ができたということで今回は満足している。