この記事は Wano Group Advent Calendar 2025 の7日目の記事となります。

昨日の記事は @ktat さんの「Local LLMを試してみた(Radeon => NVIDIA)」でした。
こちらも合わせて読んでみてください！

※ 全三編で構成しています。「ゲーム制作編」は12/19に公開予定です

よい子のみんなー！webエンジニアのお姉さんだよー！
個人開発はほぼwebサービスしかやったことないよー！

そんなお姉さんでもゲームって作れるのかなあ？
マップ移動の関数を考えるだけでももう挫折しそうだよー！

「お姉さん！ぼくにまかせて！」

ということで、Google生まれのLLM「Gemini」とゲームを合作します。
制作過程などをこの記事では書いていきます。

実はGemini初めて使うんです。
GPTとかCloudeとかはガンガン使ってるんですが、Geminiを使うきっかけがなく…。
せっかくAIとゲーム作るなら、使ったことないLLM使おうかなという感じで、Geminiを選択しました。

まずはGeminiに挨拶

人当たり良くてよかった。
そして合作へのお誘い。

快諾。ありがとう。

使うもの

Gemini 無料枠の高速モード
Github
- Pagesでのホスティング用
GB Studio
- ノーコードでゲームが作れるありがたいサービス

GB Studioは昔に使ったことがあり、どんなものかは外部のLT会でお話ししたことがあります。
当時の登壇資料載っけておきますね。

役割分担

Gemini

ゲームのジャンル決め
ゲームの構成
シナリオライト
素材の生成

私

Geminiと話し合って決めたことをGB Studioに落とし込む

こんな理不尽な分担でも、何一つ文句を言わないGemini、やさしいね。

制作開始

ジャンル決め

もう私を導いてくれてる。頼もしすぎる。
そういえば、Geminiになんの制作ツール使うか教えてなかったわね。 ~~（ポンコツ）~~

へえ、自分で検索もできるんだ。説明の手間が省けてとても優秀。

めっっっっちゃおもしろそうな案出してくれるじゃん…。
もう楽しいんですけど…。ワクワクが止まらないんですけど…。

とはいえ、ちょっと心配なことを指摘してみる。

快活に褒められちゃったよ…。あなた人間をいい気分にさせるのにも長けているのね…。

ということでゲームのジャンルは、
マルチエンディングのアドベンチャーゲーム
になりました。

構成設計

何も言わずとも基本構成を決めてくれた。
ここからブラッシュアップすることとする。

マップの構成まで決めてくれるの…？！ありがたすぎ。
要望通りのコンパクト感で、落とし込むとき苦にならなさそう。

そして要になるエンディングシステム。
なるほどいいですな。プレイヤーの動きもシンプルで、実装するとき楽かも。

もしかしてそういうことも考えてくれてたりする…？？これ自意識過剰？？

もう進もうとしているけど、ちょっと待ってね。
もうちょっとおもしろくしたい。

トゥルーエンドは仕込みたいよなあー！
エンディング数は5個になりました。

中身はネタバレになるので隠しておきます。

シナリオ考案

挙げてくれた選択肢の中を深掘りしつつ、決めていきたいな。
選択肢を増やすと決められないから！！！

AI相手だからこんな無茶振りもできる。
人間相手だったらここで合作降りられてもやぶさかではないくらいよね。

ええーーーーーー良ーーーーーーーーーーーー。
ちょっとシナリオの深掘りをしてみよう。

めっちゃ早口で喋るオタクみたいな質問の仕方になってしまいました。
Geminiからの返答はネタバレになっちゃうので端折っています。

ストーリーやアイテムの背景など色々聞いて、シナリオは、
時を止めた喫茶店
に決めました。

（ネタバレ部分は隠してます）
絶賛したら、Geminiがもうシナリオライターとしての自覚を持っちゃったよ。

シナリオライト

早速プロローグを書いてくれた。
ここからブラッシュアップしていくので、そのままゲームに反映することはないけど、なんだか情景説明の文章が洒落ている。

了解です！では私もGB Studio立ち上げて、まずは大まかなマップやプレイヤーを作ることとします。
マップは3つくらい作って、プレイヤーは一人。部屋内では一人称視点にしてみようかな。人が消えているからCPUはなし。

今回はここまで

これからシナリオの詳細詰めとGB Studioへの落とし込みを並行でやっていくフェーズになります。
制作編は次回に持ち越したいと思います。
次回はGB Studioでの操作がメインの記事になりそうです

明日はさんが担当です！お楽しみに！

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