基本的な使い方
tail
コマンドは、ファイルの末尾から指定した行数やバイト数を表示するためのコマンドです。ログファイルのリアルタイム監視などによく使われます。
よく使うオプション
オプション | 意味 |
---|---|
-n <行数> | ファイルの末尾から指定した行数を表示します。 |
-c <バイト数> | ファイルの末尾から指定したバイト数を表示します。 |
-f | ファイルの末尾に追加されるデータをリアルタイムで表示し続けます。ログ監視で最もよく使われるオプションです。 |
-F | -fに加えて、ファイルが再作成されたり、リネームされたりした場合でも追跡を継続します。ログローテーションに対応するために便利です。 |
使用例
1.デフォルト(末尾10行)を表示する
tail filename.log
2.末尾から50行表示する
tail -n 50 filename.log
3.ファイルのリアルタイム監視
-f
オプションを使用すると、ファイルに新しい内容が書き込まれるたびに表示されます。
tail -f access.log
別のターミナルで、このファイルに何か書き込んでみましょう。
echo "test message" >> access.log
tail -f
を実行しているターミナルにtest message
が表示されるはずです。
4.複数のファイルを同時に監視する
tail -f access.log error.log
この場合、どちらのファイルに新しいデータが書き込まれたか、ヘッダー(==> filename <==
)で識別して表示されます。
5.ログローテーションに対応した監視
-F
オプションを使用すると、ログローテーション(古いログをリネームして新しいログファイルを作成すること)が行われても、新しいファイルを自動的に追跡し続けます。
tail -F app.log
これは、アプリケーションのログを監視する際に非常に便利です。
実際にこちらのサイトの開発時のログ監視時にtail
コマンドを使用しています。
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