#1. はじめに
2019年6月に新試験のAWSソリューションアーキテクトプロフェッショナル(SAP-C01)を受けて、
スコア690で落ちました。失敗例でも参考になれば幸いです。
2019/08 追記:「AWS ソリューションアーキテクト プロフェッショナル SAP-C01 合格 受験記録」を書きました
#2. 自身のAWS歴など
- 2年強
- 主担当サービスはかなりレガシーな構成でELB+EC2のMulti-AZの3層(RDSですらない)
- インフラ寄りの業務の傍ら新規案件のAWS設計レビューとかを担当しています
- そんな状況で、実業務としてはあまり最近のAWSサービスには触れていません。
- アソシエイトは再認定も含めて3種保有。いずれも850点は取れました。
#3. 学習方法
学習期間は2週間、時間にして多分30時間程度かと思います。
試験2週間前に受けた模試結果は55%でした。
当初は模試で分からなかったところは理解できるまで調べ、あとはBlackbeltを読んでいましたが、
新試験で合格ラインが65%→75%にかなり上がった点、
Blackbeltでの学習に限界を感じて、結局ウェブ問題集をいろいろ使いました。
同時期にBlackbeltの動画コンテンツが軒並み無くなったタイミングだったのも痛かったです。
基本は下記のudemyを一通り流して解答と解説を読みつつ、理解が足りていないサービスはBlackbeltを読む感じです。AWS Solution Architect Professionalサンプル問題38選は問題の考え方とか解き方を掴むのにかなり参考になりました。
使ったもの
- udemyの有料模試1 - AWS Certified Solutions Architect Professional Practice Exam
- udemyの有料模試2 - AWS Certified Solutions Architect Professional
- AWS クラウドサービス活用資料集(https://aws.amazon.com/jp/aws-jp-introduction/)
- よくある質問(https://aws.amazon.com/jp/faqs/)
- AWS Solution Architect Professionalサンプル問題38選
買ったけどほぼ使わなかったもの
- koiwaclubのSAP対応プラン
SAPの新試験(SAP-C01)に対応していなかった、解説がもう少し欲しい or そもそも解説が無い、恐らく解答が間違えている問題などが散見されたため使わなくなりました
(対応状況は買う前に更新履歴確認すればよかったのですが)
見送ったもの
新試験未対応っぽかった(今思えば実務でサービスを使えてないので一番検討するべきでした)
#4. 試験当日のこと
- 歌舞伎座CBTSで受講(身分証2枚忘れずに)
- 受付でイヤーマフをレンタル
170分 75問の試験ですが、解き終わった時点で55分程度残ってしまいました少し安易に答えすぎたのかも
反面、一通り終わっている安心感で読み直したら理解できた問題もあったので、フラグを立ててさっさと進めてしまうのも悪くないかと思います。
#5. 試験の感想
- アソシエイトレベルではサービス単体で理解していれば解ける問題が多いですが、プロフェッショナルだと複数サービス連携が問われる事が多いので、そのサービスがどのサービスと連携出来るのか、アーキテクチャとしてどれが適切なのかを判断出来る必要がある
- CDPも見直した方がいい感
- 特にOrganizations重要、深く理解が必要。
- マスターアカウント、組織単位(OU)、下位組織・アカウントへのアクセス権限制御、SCP・IAMポリシーを絡めた権限付与時の挙動、制御方法は熟知が必要
- Organizationsは所属している側のアカウントだと全然機能を試せないのでマスターとメンバーの2アカウント無いと厳しい
- Direct ConnectやVPNを絡めたハイブリッド構成の構築、オンプレ->クラウドの移行のシナリオ問題も頻出
- 移行に使えるサービスの理解が必要(DMS他、マイグレに使えるサービス)
- SQL ServerやOracleなどライセンスが絡む製品をAWSサービス上で扱う場合の注意点(スケーリング、移行、バックアップの考慮すべき点)
- RTO/RPOに関わるシナリオを想定した問いも沢山
- 各サービスのスナップショットの細かい仕様を把握
- 主要サービスのうちリージョンを超えたDRに使える機能、その扱い方などは把握しておく
- CloudFormationやBeanstalk+DB系サービスのバックアップとDRを絡めたシナリオは多く出ました
- Opsworksも多少
- 既存アーキテクチャのコストを抑えつつ性能改善する問題も多くありました
- ここらへんはWell-Architectedフレームワークを念頭に考える
- 新しめなサービスも少し見かけたので最低限知っておく必要がありそうです。
- Amazon Connect、Lex、rekognitionとか
750/1000は結構厳しいなーという印象ですが、またチャレンジしたいと思います!