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@riyang

中国クオンツプラットフォーム調査

始めに

こんにちは、株式会社SmartTradeでインターンするリィァンです。
今回は同じくインターン生のレイさんと共に、中国のクオンツプラットフォームを二つ紹介したいと思います。

2015年から、中国では多くのクオンツプラットフォームが成立し、元々金融企業やプロしか触れないアルゴリズムトレーディングを個人投資家に開放しました。Bloombergの記事によると、クオンツ投資は中国の個人投資家で流行っています。

中国のプラットフォームなので、扱う銘柄も中国と香港で上場するA株・B株・H株になります。そのほかにも、先物、ファンドなどのデータを提供しています。
なお、国内市場規模の大きさと使用者の多さのおかげで、各クオンツプラットフォームは様々なサービスを提供していて、クオンツコミュニティの交流を盛り上げました。

以下には、UQERとJoinQuantについてそれぞれ簡単に紹介した後、各クオンツプラットフォームの特色をいくつ紹介したいと思います。

UQER(优礦)

"Pythonの計算能力とUQERが提供している豊富なデータを利用したら、短い間に統計検定、計量経済学、ランダム分析、機械学習など計量的な研究ができます。"......<UQER公式ガイド>

【基本情報】UQER

  • 2015年10月に成立
  • 金融法人利用者1000社以上
  • 個人開発者約100,000人(2019年5月まで)
  • 個人開発の使用料金:無料/有料プランあり
  • アルゴリズム販売:なし

フィンテック会社DataYes(通联数据股份公司)が立ち上げたプラットフォームなので、UQERで扱われるデータはすべてDataYesが処理した、アルゴリズム開発に使いやすいデータです。外部データベースを使う他のクオンツプラットフォームと違って、いつも最新で整備したデータを提供する点はUQERの強みです。

個人開発者は無料でUQERを使えますが、より豊富なデータとリスクモデルなどを使用できる有料プランもあります。

その他には、UQERは掲示版とオンラインコースがあって、時にアルゴリズムコンテストも行いますが、個人で開発したアルゴリズムを販売する機能はありません。

開発環境

UQERの開発ページの左側には百科事典、自分が保存したデータ、関数ライブラリ、因子(テクニカル指標など)にアクセスできるボタンがついています。開発中にコードの書き方または戦略指標に関する問題が生じたら、すぐに参照できます。

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特定の条件で銘柄を選択することもできます。
(例1)指定した取引日に、損益率が最も高い10個銘柄を選ぶ
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(例2)指定した取引日に、損益率トップ200個の銘柄&株価が最も低い200個の銘柄
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バックテスト結果

UQERのバックテスト結果で示した指標はQuantXとほぼ同じですが、最終的な数値だけではなく、バックテスト期間中各指標の推移もグラフで詳しく記録されます。
(1)各指標日ごとの推移(累計収益率,MaxDrawDown)
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(アルファ,ベータ)
(InformationRatio, SharpeRatio)
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(2)各銘柄の取引記録
こちらもQuantXのバックテスト結果で出た取引サマリとほぼ同じく、全ポートフォリオの状態が見えます(各銘柄の保有数、時価総額、当日損益率)。
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日にちを指定すると、同日に行われた取引は全部見えます(QuantX上は「個別銘柄詳細」のタグで一つ銘柄の取引履歴しか見えません)
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JoinQuant(聚寬)

"JoinQuantは一番効率的で、使いやすいクオンツプラットフォームを開発するため努力しています。クオンツ投資のハードルを下げることで、より多くの人に参入してもらってほしいです。我々は「クオンツ投資に興味があれば、誰でもクオンツになれる」と信じています。"......<JoinQuant公式ガイド>

【基本情報】JoinQuant

  • 2015年5月に成立
  • 金融法人利用者400社以上
  • 個人開発者約184,000人(2019年5月まで)
  • 個人開発の使用料金:無料
  • アルゴリズム販売:あり

JoinQuant事業を立ち上げたチームメンバーでは、インターネット業界で働いた人が多いですので、「先手を取る」と「影響力を持つ」はJoinQuantの精神であります。従って、JoinQuantは使用者が交流できる掲示板、アルゴリズムランキング、コンテスト運営などに力を入れて、全中国最も活躍なクオンツコンミュニティになりました。

Pythonの初心者に対しても、開発ガイドを整えています。JoinQuantはIPythonに基づいて研究を進めるので、ガイドではJupyterの関数の使い方を示しています。例えば、PandasとSeabornライブラリの利用、データを取得するための関数、または損益率に関して簡単な計算方などです。

その他には、有料オンラインコースとアルゴリズム販売のサービスもあります。

開発環境

データの導入方法
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損益率の計算方法
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因子(テクニカル指標など)と銘柄種類を選択することで、↓↓
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指定した因子(指標)に一番合う銘柄のランキングを通じて、ポートフォリオに保留または抜く銘柄が分かれます。
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バックテスト結果

普段にバックテストは毎日を基準として処理を行いますが、JoinQuantは分ごとバックテストすることも可能です(処理時間は長いですが…)
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JoinQuantのログはバグだけではなく、シグナルと取引が成功したかどうかも表します。
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Uqerと同様、月ごとシャープレシオを表します。
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アルゴリズムランキングとコンテスト

自分が開発したアルゴリズムをプラットフォームに公開したら、JoinQuantから損益率、maxdrawdown、sharpratioなど色んな方面から評価され、スコアをつけられます。
高いスコアを得たアルゴリズムはランキングに入れば、JoinQuantからの販売招待も来るかもしれません。
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(https://www.joinquant.com/algorithm/live/shareList)

アルゴリズム販売

販売審査に合格したら、開発者はJoinQuantとアルゴリズム販売の利益を半分半分で分けます。
なお、アルゴリズムコードの著作権を守るため、JoinQuantが販売するのはコードではなく、アルゴリズムが生成したシグナルです。

まとめ・QuantXへの応用

競争が激しい中国市場に生き残るため、各クオンツプラットフォームは豊富な機能を揃ってきました。
UQERは法人投資家と高い質のデータに専念する一方、JoinQuantは個人開発者のコミュニティ構築に力を入れました。

日本ではクオンツプラットフォームを使う人はまだ多くでありませんので、QuantXに掲示板などコミュニティ機能をつけても、短い間に開発者の使用意欲を活発させることができるかどうか分かりません。しかし、各評価指標に基づいてアルゴリズムに評価スコアをつけることで、開発者にアルゴリズムを改善する手がかり/目標を与えて、アルゴリズムを開発する意欲を向上できるかもしれません。

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