パスの通し方について、シンプルにまとめます。
#パスを通すとは
環境変数PATHによく使うコマンドなどのパスを設定しておくことで、コマンド名のみで使用できるようになる。
(例)lsコマンドの場合
$ /usr/bin/ls
lsコマンドの場合、長いコマンドの記述が必要なところを、環境変数でパスに/usr/binが登録されていることで、lsのみで実行できている。
$ ls
##環境変数を確認
$ printenv
PATH=/usr/local/bin:/usr/bin:/usr/local/sbin:/usr/sbin
PATH部分が環境変数のパス設定部分となります。
環境変数を上書き
$ export PATH=/usr/local/bin:/usr/bin:/usr/local/sbin:/usr/sbin:追加したいパス
※ 単純に追加したいパスとしないように注意
export PATH=追加したいパス
※ 小文字にしないように注意 (PATHとpathは全く別の変数として扱われるため)
export path=...
環境変数を削除
$ export -n 削除したい環境変数名
間違ってPATHではなく、pathで登録してしまった時などに削除できる。
##永続的に環境パスを設定する
コンソールからexportコマンドで登録した環境変数は、一時的なものなのでログアウトすると環境変数はリセットされてしまう。
$ vi ~/.bashrc
.bashrcにexportコマンドを書いておくと、環境変数の変更が永続化される。(ログアウトしてもリセットされない。)
誰かの役に立てれば幸いです。