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Minecraft Skript - 2. 変数と%%をなんとなく理解する

Last updated at Posted at 2023-08-09

前回の記事で、%player%というものが出てきました。

今回は、

  • %で囲われたplayerとは何なのか
  • %で囲うと何ができるのか
  • {_n}{list::*}といった変数とはどういう物なのか

について解説します。

この部分は説明が難しく、わかりにくいかもしれません。
なんとなく「そういうものなんだな」と理解して頂ければokです。

player%って何なの?

この、playerはSkriptの Expression と呼ばれる物の一つです。
翻訳すると、 表現 になります。
このExpressionは、イベント発生時等に値が設定されます。

if player's gamemode is survival:
    send "あなたはサバイバルモードです。" to player

これを%で囲むとどうなるかというと、このplayerに含まれた値を表示できます。
主にメッセージを送信するsendで使う事が多いと思います。

send "あなたのゲームモードは%player's gamemode%です。" to player

変数とは

このExpressionには変数というものも含まれます。
...といっても、変数の説明がまだなので分からないでしょう。

変数とは、値を{ }のようなもので保存するものです。
いくつか種類があります。

# 変数名はabcとしています。
変数          -> {abc}
一時変数      -> {_abc}
リスト変数     -> {abc::*}
一時リスト変数 -> {_abc::*}

変数とリスト変数 - {abc}, {abc::*}

サーバー内の全ての場所で使える変数です。
変数には1つの値しか入りません。
しかし、リスト変数は複数の値を入れられます。
つまり、
変数はAとBとCのどれかしか入りませんが、リスト変数であれば全て入れられるわけです。

例文 (abc.sk)

abc.sk
# 例文です
set {abc} to A               #{abc}にAをセット
set {abc::*} to A, B, and C  #{abc::*}にAとBとCをセット
add A to {abc::*}            #Aを{abc::*}に追加
remove A from {abc::*}       #Aを{abc::*}から削除
delete {abc}                 #{abc}を削除
delete {abc::}               #{abc::*}を削除

一時変数と一時リスト変数 - {_abc}, {_abc::*}

イベント内でのみで使える変数です。
変数の最初に_が付き、処理が終わった後に変数のデータが消去されます。
それ以外は変数とリスト変数と同じです。


例文

logging.sk
on join:
    set {ip.%player%} to player's ip 

参加時にプレイヤーのIP(player's ip)を{ip.%player%}に保存します。
変数名を見ると、%player%がありますね...
つまり、%player%にはプレイヤー名が代入されます。
MCIDがringo360xdなら、{ip.ringo360xd}となります。
そして、{ip.ringo360xd}にはringo360xdのIPが代入されます。
(192.168.1.100など)


loc.sk
command /saveloc:
    trigger:
        set {loc.%player%} to player's location
loc.sk
command /loadloc:
    trigger:
        teleport player to {loc.%player%}

これは、/saveloc{loc.%player%}という変数にプレイヤーの位置を保存し、
/loadlocで保存した変数の位置にテレポートするというものです。

コマンドの詳しい作り方は、また今度解説します。

今回はここまで!
良いSkriptライフを!

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