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Chromebookで開発をする

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訳あって手元にChromebookしかなくて、仕方なくこいつで開発することになりました。
Celeronであるが故に性能も厳しいので、いかに快適さを維持しながら普段通りに開発を行えるか試行錯誤しました。

【はじめに】 ChromebookにはLinuxコンテナがある

設定 > ChromeOSについてを見ると、一番下にLinux 開発環境とありました。
ChromeOS自体はGentoo Linuxがベースなのですが、どうやらこの開発環境はDebian 12の仮想環境(コンテナ)を構築するみたいです。
普段Ubuntu Serverを触っているので、難なく操作できます。(デフォルトでvimも入っているので、vimmerもにっこり:smile:)

エディタ

とりあえず私はVSCodeを使おうとしました。LinuxコンテナがあるのでそこにVSCodeのパッケージをダウンロードしてきて、dpkg -iなりすれば簡単に入りました。

Chromebookではファイルアプリからパッケージをクリックすると簡単にインストールが出来ますが、大抵まともに動きません。動く場合もありますが、大人しくdpkg -i ファイル名.debを打ったほうが100倍早いです。

あとはアプリ一覧に見慣れたVSCodeのアイコンが出るはずなので、押すだけ。
ですが重いです。もともとの性能が低い上に仮想環境で動いているとなると相当の負荷がかかります。
これじゃまともにコーディングが出来ないです。

で、なんやかんやあって見つけたのがcode-server
インストールはこのシェルスクリプトを叩くだけ:

curl -fsSL https://code-server.dev/install.sh | sh

あとはcode-serverしてやるとlocalhost:8080で立ち上がります。(-pオプションで番号も変えられます)
拡張機能も多少制限はあるもののほとんど入りますし、ターミナルも使えます。

VSCode MarketPlaceの規約により、VSCode以外でMicrosoftが提供するMarketPlaceは使えません。
そのため、code-serverではOpen-VSXを使用しています。
拡張機能の量は劣りますが、ほとんどの拡張機能(特に、有名な拡張機能など)はOpen-VSXにも存在するのでほとんど困ることはないかと思われます。

Q. Web版のVSCodeじゃ駄目なの?

駄目です。拡張機能がほとんど非対応な上にターミナルも使えません。
あと、妙にcode-serverより負荷が高いです。

Q. code-server以外に何かないの?Linuxコンテナが使えないなら何を選べばいいの?

Archetypeがおすすめです。Monacoがベースになっていて、VSCodeと少し操作感は違いますが十分使いやすいです。
Chrome Web Storeからダウンロードできます。
https://chromewebstore.google.com/detail/archetype-code-editor/kdkdfjfadjdgonjjkkfjimiachohndeb

SSH

Linuxコンテナにアクセスする際に使うターミナルアプリをそのまま使います。Terminusなんかも入れましたが起動が面倒ですし...

Flags

chrome://flagsで、以下の2つをEnabledにしました。
image.png

Allow Multiple Crostinit containers

Crostini(Linuxコンテナ)を複数個建てられるようになります。要は容量の許す限り気軽に作りまくってぶっ壊せます。

image.png
まだじっくり触れていませんが、結構面白そうです。

Crostini IME support for Qt applications

Qtで作られたアプリでのIMEサポート云々みたいなのらしいです。念の為有効化してますが実験的な機能なので下手に弄らないほうがよかったかもなぁと今思ったり。

さいごに

正直Chromebookはパソコンと言い難い部分があったりもしますが、なんやかんやで使いこなせば楽しい端末です。
是非活用してみてください :sparkles:

おわり!

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