はじめに
少し前になりますが、「AWS GameDay ~Secure Legends ハードモード~ (再演) with Amazon Q Developer」という、生成AIを駆使してGameDayをどこまでクリアできるのか体験できる素晴らしいイベントに参加してきたので、簡単ではありますが所感などを簡単に記しておきます。
前提
- AWS歴1年未満
- Amazon Q Developerの使用経験なし
- GameDay初参加
Amazon Q Developer とは
Amazon Q Developerとは、生成AIを活用した会話アシスタントであり、特に開発者向けとして提供されているサービスです。
自然言語で対話しながら、AWSリソースの調査や、コード生成、エラーやインシデントの調査といったさまざまなことができます。
Q DeveloperにはCLIとIDEがあり、前者はターミナルなどのコマンドラインから、後者はVSCodeといったIDEの拡張機能として使用することができます。
先日日本語に対応したことが話題になっていました。
イベント概要と進め方
GameDayの内容自体については詳細を書くことができないのですが、過去に開催されたこちらと同じ内容です(GameDayの中でも最も難易度が高い設定です)。
今回は、Amazon Q Developer ProプランのCLIを使用して作業を進めました。
人間が直接手を動かさないいわゆる"Q Developer"縛りはせず、Q Developerを使いながらも自分で直せるところは直していました。
結果
30チーム中5位でした。1チーム最大4人のところ我々のチームは3人で参加していたことを踏まえると、比較的健闘したほうかもしれません。
(私が時間ギリギリで修正した内容の反映が間に合っていれば4位だったので悔しいです。。。)
所感
リソース全体の状況把握や障害時の問題特定や解消など、かなりQ Developerに助けてもらいました。Q Developerなしではほとんど太刀打ちできなかったと思います。
自然言語で指示を出すだけで例えば「◯◯でエラーが出ているので、次は△△を確認します。…」といった行動をエージェントが自律的に行ってくれるため、初めのとっかかりを掴むのにとても有効でした。
また、これは当時の私の環境だけかもしれませんが、q chat
でやりとりを重ねていくうちに応答速度が遅くなりました。新規ターミナルからq chat
を新たに立ち上げると改善したので、チャットが溜まりすぎると遅くなるのかもしれません(有識者の方に伺いたいところです)。
Q Developerが動かなくても自分で修正が進められるよう、修正内容を自分でもしっかり理解しておくことが重要だと感じました(業務で使うとなれば尚更ですね)。
とはいえ、初めて触るQ Developerの実情、凄さを身をもって実感したイベントでした。運営の方々には感謝申し上げます。Q Developerなしの通常GameDayでも今回と同等かそれ以上の結果が出せるように、これからもAWSの学習を頑張っていきたいと思います!